コインチェックがハッキング被害に遭い、大変なことになっていますが、過去の仮想通貨盗難のときの対応はどんな感じだったのでしょうか?
コインチェック事件は、今までの過去の事例で最悪の被害額で、その次がマウントゴックス事件です。
今回は、マウントゴックス事件について振り返ってみたいと思います。被害者に返金はされたのでしょうか?
こちらもオススメ!
マウントゴックス事件とは?
まず、マウントゴックスとは何かですが、名前は聞いたことがあるだけで、よく知らないという人も多いかと思います。
マウントゴックスとはビットコインの取引所の一つで、元々マウントゴックスはトレーディングカードの交換所として誕生しました。
2010年からはビットコイン事業を開始し、後にマウントゴックス事件の被告人であるマルク・カルプレス氏によって買収され、2013年には世界のビットコインの70%を占める取引所に成長しました。
マウントゴックス事件とは、巨額な仮想通貨が仮想通貨取引所「マウントゴックス」から消失した事件です。
「仮想通貨」という実在しないよくわからない通貨というイメージがあったと思いますが、この事件でさらに仮想通貨に対する不信感が高まったのではないでしょうか?
マウントゴックスのサーバーがサイバー攻撃でハッキング被害に遭い、顧客のビットコイン75万BTC消失してしまいました。それに加え、顧客がビットコイン売買の資金としてマウントゴックスに預けていた28億円も消失してしまいました。
この事件で、マウントゴックスは経営破たんしてしまったのです。
マウントゴックス事件の真相は?
上で、マウントゴックス事件とは、マウントゴックスのサーバーがハッキング被害に遭い、ビットコインや現金が消失してしまったと言いましたが、実は、これはサイバー攻撃によるものではなかったのです。
なんと、社長であるマルク・カルプレス氏が自分の口座に顧客の預金を着服していたのです。この件でマルク・カルプレス氏は業務上横領の疑いで逮捕されました。
マウントゴックス事件で、実は真相はサイバー攻撃ではなかったのですが、顧客のビットコインが消失してしまう可能性がある中で、運営されていたことが問題であることが浮き彫りになったわけです。
マウントゴックス事件のその後被害者に返金された?
マウントゴックス事件で被害に遭った方々は被害額が返金されたのでしょうか?
マウントゴックスは2014年に経営破たんしていますが、マウントゴックスの資産のビットコインの価値は数倍に急騰しており、破たん時は120億円相当だった資産が600億円にまで膨らみました。
これは債権総額である456億円を上回る額で、当時の顧客に全額返済しても、残る計算です。
まだ、返金されたという話は聞きませんが、被害額全額が返ってくる可能性があるということです。
コインチェック事件被害者に返金はされる?
コインチェック事件はどうなるのでしょうか?
マウントゴックス事件については、ビットコインの高騰で全額被害者に返金される可能性があるというだけで、まだ返金はされていない状況のようです。
会見では、最悪のケースは、顧客の資産が毀損し、お返しできないことだと考えていると語っていました。
補償については考えているとしながらも、具体的な施策は明らかにしておりません。これから検討するということでしょう。
マウントゴックス事件では、当時のビットコインの価値が5倍になったことから全額返金もあり得ますが、まだ返金されていない状況ですし、コインチェックがどうなるかは不明です。
先ほど言った通り、最悪のケースは返金できないことだということなので、返金されない可能性も十分あるということです。
こちらもオススメ!
まとめ
- マウントゴックス事件とは、巨額な仮想通貨が仮想通貨取引所「マウントゴックス」から消失したという事件。
- 当初は、マウントゴックスのサーバーがハッキング被害に遭い、ビットコインや現金が消失してしまったということだったが、真相は社長であるマルク・カルプレス氏が自分の口座に顧客の預金を着服していた。
- マウントゴックス事件での被害額はまだ返金されていないが、当時のビットコインの価値の5倍以上に高騰していることから、返金される可能性はあるようだ。
いかがでしたか?
マウントゴックス事件は3年ぐらい前の話です。ビットコインの価値が高騰していることからこそ全額返金できるかもという話です。ただ、まだ返金されていないようなんですよね。
マウントゴックス事件もそうですが、コインチェック事件も仮想通貨のイメージを下げる結果になってしまったのは間違いないと思います。あくまでも自己責任で!
そして、金融庁の認可を受けているところを利用しましょう。