コインチェックがハッキング被害を受け、顧客から預かっている仮想通貨約580億円分が不正に送信されたことが発覚し、大問題になっています。
コインチェックは仮想通貨交換事業者として登録がされていませんでした。申請自体はコインチェックもしており、まだ未認可の状態だったんですね。
コインチェックはセキュリティがヤバイことが分かったので、他の取引所に変えようという人は多いと思います。
今回は、仮想通貨の日本の取引所で金融庁の認可を受けているのはどこかまとめました。また、未認可でも営業していていいものなのかも調査しました。
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仮想通貨取引所金融庁未認可でも営業OK?
コインチェックは、仮想通貨交換事業者として、金融庁の認可がまだ下りていない状態でした。
申請自体はしていたようですが、まだ未認可の状態ではあったんですね。
ただ、そんな未認可の状態なのに、営業自体はしていてよかったのか?ということです。
金融庁のサイト内にあるPDFにはこんな記述があります。
※資金決済に関する法律の一部改正に伴う経過措置により、平成29年4月1日より前に、現に仮想通貨交換業を行っていた者は、平成29年4月1日から起算して6月間に登録の申請をした場合は、その期間を経過した後も、その申請について登録又は登録の拒否の処分があるまでの間、当該仮想通貨交換業を行うことができるとされています。
どういうことかといいますと、既に存在した仮想通貨取引所については、平成29年10月31日までに登録申請をした場合は、平成29年11月1日以降、認可されるか、拒否されるかの判定が下されるまではそのまま仮想通貨交換業をそのまま継続できるということですね。
コインチェックのサイトをチェックしてみたところ、2017年9月13日に申請したようなので、まだ認可が下りていないながらも、仮想通貨交換業を継続できていたんですね。
一言で言えば、今は猶予期間だったわけです。
今回のコインチェックの件で、仮に倒産しないにしても、金融庁の認可は下りないでしょうね。
コインチェックでは取り扱っている仮想通貨の種類が多く、認可が遅れていると和田社長は言っていましたが、それだけではないように思えます。
追記です!
通貨の種類が多いため少し遅れていますがご安心していただければと思います!仮想通貨交換業者登録に係る申請書提出のお知らせ ※9/29追記 | コインチェック株式会社 https://t.co/hRvvc3IQ6E #ビットコイン @coincheckjpより
— 和田 晃一良 (@wadakooo) September 29, 2017
なぜなら、扱っている仮想通貨の種類が多い他の取引所ではすんなり認可が下りているからです。他に理由があったと考えるのが、今となっては自然な気がします。
仮想通貨日本の取引所で金融庁認可はどこ?
金融庁が認可した仮想通貨交換業者を一覧にまとめました。以下の通りです。(※1月22日現在)
どこにしようか迷ったら、認可されているところにしておけば安心でしょう。
- 株式会社マネーパートナーズ
- QUOINE株式会社
- 株式会社bitFlyer(ビットフライヤー)
- ビットバンク株式会社
- SBIバーチャル・カレンシーズ株式会社
- GMOコイン株式会社
- ビットトレード株式会社
- BTCボックス株式会社
- 株式会社ビットポイントジャパン
- 株式会社DMM Bitcoin
- 株式会社ビットアルゴ取引所東京
- エフ・ティ・ティ株式会社(販売所:bitgate(ビットゲート))
- 株式会社BITOCEAN
- 株式会社フィストコ仮想通貨取引所
- テックビューロ株式会社(取引所:Zaif(ザイフ))
- 株式会社Xtheta(シータ)
今後、徐々に増えていくと思います。
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まとめ
- コインチェックは申請自体はしているが、金融庁の認可がまだ下りていなかった。
- コインチェックは扱っている仮想通貨が多いことが原因で認可が遅れているということだったが、同様に多くの通貨を扱っているところは認可が普通に下りていたので、他に原因があったのではないか?と言われている。
- 仮想通貨取引所で金融庁の認可を受けているのは、現時点(1月22日)で、16社ある。
いかがでしたか?
最近はテレビやネットで仮想通貨の過熱報道が多く、気になっていた人も多いことでしょう。
しかし、今回のコインチェックのハッキング被害で、さらに仮想通貨のイメージが悪くなったのは間違いないと思います。コインチェックは今後の補償をどうするつもりなのでしょうか?
今後の報道を待ちましょう。