A級棋士とはどれぐらい強いかご存知でしょうか?また、現在(2017)のA級棋士を一覧にまとめてみました。年収(対局料・給料)も気になりますね!
藤井聡太四段が公式戦で、A級棋士の屋敷伸之九段に勝利しました!将棋の知識がほとんどない人にとっては、どれぐらいすごいことなのか分からないので、イマイチピンとこないですよね。
今回は、A級棋士について気になることをまとめました!
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A級棋士とは?強さは?
年間たった4名だけが新たに入ることができるプロ棋士。プロは以下の5クラスに分かれております。
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- A級
- B級1組
- B級2組
- C級1組
- C級2組[/aside]
その最高クラスが「A級」というわけです。名人1名を除くと、A級はたったの10名のみ!将棋界でトップ10と言えば、将棋をあまり知らない人でも分かるでしょうか?
藤井聡太四段は、将棋界のトップ10のうちの1名に勝利したというわけです。なんとなくすごさが分かったでしょうか?
A級の優勝者のみが名人挑戦権を獲得できます。つまり、順位戦に初参加から数えて、名人挑戦までに最短でも5年はかかるということです。(C級2組→C級1組→B級2組→B級1組→A級)
上のクラスと下のクラスの間の入れ替えは、A級⇔B級1組で2名、B級1組⇔B級2組で2名、そして、C級1組からの昇級は2名、C級2組からの昇級は3名となっています。ただし、B級2組、C級2組からの降級は、1期だけの成績不振ではすぐに降級しない「降級点」のシステムとなっています。
C級2組から陥落すると、順位戦への参加ができないフリークラスとなります。
A級棋士一覧(2017)
現在(2017)のA級棋士を一覧にしてみました。
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- 佐藤天彦
- 稲葉陽
- 羽生善治
- 渡辺明
- 広瀬章人
- 行方尚史
- 屋敷伸之
- 深浦康市
- 佐藤康光
- 久保利明
- 豊島将之
- 三浦弘行[/aside]
A級棋士の年収(対局料・給料)は?
プロ棋士の給料は、基本給、対局料、賞金、講演料等から成っています。CMに出演したら、CM出演料等も含まれるでしょう。
基本給
プロ棋士はクラスによって連盟から毎月基本給がもらえます。各クラスと基本給の金額は以下の通りです。
名人クラス | 約100~200万円 |
---|---|
A級 | 約65万円 |
B級1組 | 約50万円 |
B級2組 | 約30万円 |
C級1組 | 約20万円 |
C級2組 | 約15万円 |
フリー | 約10万円 |
この表を見て分かる通り、C級1組以下だと、普通にサラリーマンをやっていたほうが稼げます(汗)A級だと約65万円で、名人クラスになると約100万円以上です。
対局料
対局料は、対局をすると、その重要性によって対局料が支給されます。
対局料は対局すればするほどもらえます。つまり、トーナメント戦の場合は、1回戦ですぐに負けてしまえば、対局料は初戦の1回分のみ。決勝進出すれば、1回戦負けの数倍は対局料が支給されます。
1局当たり2万円~数百万円と言われています。
賞金
タイトル戦等では、賞金が出ます。
8大タイトル戦と準タイトル戦の賞金を紹介しますね!
8大タイトル戦
竜王戦 | 4200万円 |
---|---|
名人戦 | 2000万円 |
叡王戦 | 2000万円 |
王位戦 | 1000万円 |
王座戦 | 800万円 |
棋王戦 | 600万円 |
王将戦 | 300万円 |
棋聖戦 | 300万円 |
準タイトル戦
朝日杯 | 1000万円 |
---|---|
NHK杯 | 500万円 |
銀河戦 | 非公開 |
JT杯将棋日本トーナメント | 500万円 |
新人王戦 | 200万円 |
8大タイトル戦と準タイトル戦の賞金額はすごい額ですね!竜王戦勝者はなんと4200万円です。敗者には800万円。これ負けたら超悔しいでしょうね(汗)
ちなみに竜王戦の対局料は竜王1450万円に対し、挑戦者はその半額以下の700万円です。
こうしてみると、B級1組以上であれば、年収は1000万円を超えるだろうという感じですね。
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まとめ
- 将棋はA級、B級1組、B級2組、C級1組、C級2組の5クラスに分かれており、A級棋士は名人を除くと10名しかいない。
- 棋士の給料は、基本給、対局料、賞金、講演料等からなっており、B級1組以上であれば、年収は1000万円を超える。
いかがでしたか?
下位のクラスだと将棋だけで食っていくには厳しいです。しかし、A級とB級1組の20人に入れば、年収は1000万円を確保できるという感じですが、野球とかと比べると、少ないイメージが強いですね。しかし、羽生善治クラスになると1億円を超えてきます。
将棋でガッツリ稼いでいるのはプロ将棋界の中でもほんの一握りと言えそうです。