私は風邪は3年以上は引いていません。しかし、たまに喉に違和感があるときがあります。痛みではなく、風邪とかの喉がイガイガした感じではありません。なんか違和感あるな・・・声もちょっと枯れてる気が・・・。そう感じてから3日くらい経てばいつの間にか治っていることも多いです。
これって何なのでしょうか?他の人も自分と同じ症状になった人っているのかな?そう思って調べてみたところ、ヒステリー球という結論に至りました!
目次
ヒステリー球とは?
ヒステリー球(咽喉頭異常感症)は、喉の違和感(詰まり感)が生じる疾患です。この疾患は、病院へ行っても、異常なしと診断されてしまいます。そのため、本人は苦しいのに、異常なしと診断されてしまうため、どう対処したらいいのか悩んでしまいがちです。
ヒステリー球の原因は?
ヒステリー球の主な原因はストレスです。具体的には以下のような状況です。
- 不安や緊張しているとき
- 落ち込んでいるとき
- 疲れているとき
このようなときに、ヒステリー球は発症することが多いです。実際、私も、仕事で残業続きで疲れているときや、仕事で行き詰っているとき、人間関係で悩んでいるとき等に発症することが多いです。
ヒステリー球を改善するには?対処法は?
ヒステリー球はストレスが原因であることがほとんどなので、ストレスが高い状況を改善することが根本的に改善することにつながります。全くストレスをためない!ということは難しいかもしれませんが、ストレスをためないために、以下のことをチェックしてみてください。
十分な睡眠はとれているか?
睡眠が十分とれていないと、翌日に疲れが残ってしまい、体がだるかったり、仕事中眠気に襲われたり・・・良いことがありません。睡眠不足が続くと、精神的に不安定になったり、イライラや落ち込みが強くなります。
これらはヒステリー球の原因に直結しますね。人によって最適な睡眠時間はありますが、一般的に6~8時間が適当だと言われています。もし、朝起きてもまだ疲れが残ってると頻繁に感じる人は、睡眠時間をもう少し増やしてみてください。
適度に運動しているか?
社会人になると中々運動することが難しくなります。適度な運動をすることはストレスの解消になります。適度な運動をして少し疲れることで、深い眠りになり、睡眠の質も高くなります。
あくまでも「適度な」運動です。激しい運動をすると、疲れすぎてしまい、却って眠りが浅くなることもあり、逆にストレスを溜めてしまうことになることもあります。
仕事等でストレスを溜め込んでいないか?
仕事が忙しすぎたり、プレッシャーのかかる仕事をしているとヒステリー球が発症しやすいです。もし、仕事が原因でストレスを抱えているのなら、上司や同僚と相談して、仕事量を調整することも必要です。
ただ、他の人もやっているのに、自分だけ仕事を少なくするというのも中々難しいかもしれません。
趣味や好きなことをしてストレス発散しているか?
ストレスは溜めっぱなしだと、そのうちに限界がきます。定期的にストレスを発散しましょう。趣味や好きなことをして発散していますか?定期的に趣味や好きなことをする時間を確保することが重要です。
いかがでしたか?とにかくヒステリー球は、ストレスからきます。「病は気から」とよく言いますが、ヒステリー球に関しては、特にそうです。上で紹介した項目で、できていないものがあれば、改善しましょう。
薬で治療する
ヒステリー球は薬で治療もできます。しかし、薬で良くなっても、ストレスをためるそのままの生活では、またすぐに症状が出てしまいます。根本的な解決にはなりません。
ですので、先ほど紹介した項目の改善を図ることのほうが重要です。もし、症状がつらい場合、ストレスをためない生活を心がけ、薬も併用して改善していくと良いようです。
抗不安薬・抗うつ薬
ヒステリー球は精神疾患なので、内科等で処方される薬ではありません。抗不安薬は、精神安定剤と呼ばれています。精神安定剤のほうがよく聞く言葉なのかもしれませんね。これは、服用することで、ストレスの元となる、不安感や緊張が抑えられ、また、眠くなるので、深い睡眠をとることができます。
抗うつ作用以外にも、抗うつ薬は、セロトニンの濃度を上げることができ、落ち込みや不安感を抑えられます。ただし、抗うつ薬は、効果が出るまでに時間がかかり、即効性はありません。
セロトニンとは、人間に精神面に大きな影響を与える神経伝達物質です。これは適度な運動をすることでも、分泌されます。セロトニンが不足しているとイライラしやすいです。セロトニンがよく分泌されれば、ストレスを溜めずに気持ち良い毎日を過ごすことができます。
漢方薬
漢方薬には、不安感を和らげる作用のあるものもあります。これはヒステリー球を改善するのにも効果があります。ただし、漢方薬も即効性はありませんので、数週間服用を続ける必要があります。
中でも半夏厚朴湯という漢方薬は、不安感を和らげ、イライラを抑えられると評判が良いです。
まとめ
- 喉が詰まるような違和感がある場合、ヒステリー球の可能性がある。
- ヒステリー球の原因はストレス。
- ヒステリー球を改善するには、ストレスを溜めないことが重要。
- ストレス対策には、十分な睡眠、適度な運動、仕事等のストレスを溜めない、趣味等でストレス発散する等がある。
- ヒステリー球は抗不安薬・抗うつ薬、漢方薬で改善することもできるが、ヒステリー球の根本原因はストレスなので、薬に頼り過ぎないことが重要。
いかがでしたか?
痛みはなくても、食べ物が飲み込みづらい感じがして気になるんですよね・・・。薬を飲んで治す方法もあるのですが、やはり根本的に解決したいですよね。
ヒステリー球の一番の原因はストレスですから、根本解決するにはやはりストレスを溜め込まないことですね。ストレス発散が苦手な人や嫌な思いをしても我慢してしまうようなタイプの人はなりやすいようです。