小さい頃からの絵本の読み聞かせの習慣は、子どもの心の成長にとても役立つと言われています。
子どもを膝の上に乗せたり、布団の中で読んであげたり・・・
短い時間でも、その間はパパやママが子どものためだけに過ごす時間になります。
親にとっても子どもにとっても、こんなに幸せな時間はありません。
「親子で幸せな時間を過ごせる」というだけでも読み聞かせの十分な効果だと思いますが、それ以外にもたくさんの効果があるんです。
どんな効果なのでしょうか?
読み聞かせによる効果は?
想像力が育つ
本に描かれているイラストと耳から入る言葉で、物語を頭の中に思い浮かべ、ドキドキしたり、ウキウキしたり、悲しくなったり・・・
年齢が上がってくると、主人公の気持ちを汲み取るようになり、それが他人の痛みを理解できる事にもつながっていきます。
集中力が増す
読み聞かせを始めた直後は、なかなか本に集中できず、絵だけを見てページをめくる事があるかもしれません。
でも、根気強く読み聞かせをしていると、少しずつ言葉に集中できるようになります。
そのうち長い本でも、最後まで集中して聴けるようになります。
使う言葉が増える
普段の生活圏内では、使う言葉が偏ったり限られたりしますが、本からはたくさんの言葉を教えてもらえます。
これは、子どもだけでなく大人もそう。
本をたくさん読む人は色んな言い回しができますよね。
私事で恐縮ですが、先日高校生の長男と言い争いをしました。
彼は最近よく読書し、私は年に数冊読む程度。
前回のケンカから1年くらい経過しましたが、ヤツは各段に文章力があがっていたんです。
自分の意見を理路整然とぶつけてきました。
次のケンカに備えて、私も読書を心掛けるようになったのは、言うまでもありません(-_-;)
親子のコミュニケーション
短い時間でも、読み聞かせは100%子どもだけに集中できる時間です。
普段忙しくて、なかなか構ってあげられなくても、たった15分の読み聞かせの時間で子どもは十分に親の愛情を感じられます。
上手な読み聞かせのコツ
読み聞かせをする時、どう読めばいいか迷う事はありませんか?
・抑揚を付けて、感情移入して読む
・淡々と読む
多くはこのどちらで読むか?
だと思います。
抑揚を付けて感情移入して読むと、子どもは本に集中しやすいと言われ、
淡々と読むと想像の幅が広がると言われます。
いい加減な言い方に聞こえると申し訳ないのですが、
私はどちらでもいいのではないかと・・・思います。
本によって変えたり、日によって変えたり、子どもの反応によって変えたり
ママも読みながら絵本を楽しむのが一番だと思います。
ただどんな読み方でも、普段の会話よりゆっくり読む事を心掛けて下さい。
また、読み終わらないうちにどんどんページをめくるお子さんの場合は、ページを戻さず開いたページを読んであげて構いません。
そのうち、絵本に集中できるようになります。
2歳児に読み聞かせたい絵本4選
せんろはつづく 金の星社
どんどん線路を伸ばしていくお話です。
山があったら?川があったら?
考えながら読み聞かせを進めていける本です。
ねないこ だれだ 福音館書店
夜遅くまで起きていたらどうなるか?
読み終わったあとも、お話の続きを想像するだけで、怖さでドキドキするかもしれませんね。
あおくんときいろちゃん 至光社
この本の登場人物は全てちぎり絵です。
読んでいると、目も鼻も口もない色紙をちぎっただけの「あおくん」と「きいろちゃん」に表情が浮かんでくるところがすごい!
おおきな かぶ ロシア民話
大人ならみんなが知っている「おおきな かぶ」
単純なストーリーとリズミカルな掛け声が子どもの心をつかむのでしょか?
昔話を読み聞かせてあげるのもいいですね。
まとめ
毎日忙しく過ごしているママやパパにとって、読み聞かせの時間を作るのは難しいかもしれません。
でも、読み聞かせを通して愛情を注いであげられる期間は、ほんの数年です。
当然ですが、いつかは読み聞かせが必要ない年齢になってしまいます。
我が家のように、子どもが中高生になってしまうと「あの頃」を思い出し、幸せな気分を味わうだけになってしまうのです。
読み聞かせをして、ストレートに幸せを感じるのは親の方かもしれませんね。
それに、絵本は意外と大人にも楽しめますよ♪
今のうちに親子でたっぷり絵本の世界を楽しんで下さい(^_^)