通常、出産した病院で退院するまでの間にビリルビンの値を測る検査を行い、新生児黄疸が出ているかどうか診断をします。
新生児黄疸と判断される基準に使われる血液中の「ビリルビン」の値。
この値が高くなると皮膚や目が黄色っぽくなります。
新生児黄疸の平均数値
新生児黄疸は産まれてから2、3日目位に発症することが多く、生後4~6日位にビリルビンの値がピークを迎え、多くの赤ちゃんは発症後7日~長くても2週間くらいで症状が治まります(^_^)。
新生児黄疸の数値は黄疸測定器と呼ばれる測定器をおでこや胸にあててビリルビンの濃度を測定します。
新生児黄疸は高ビリルビン血症ともいいます☆
新生児のビリルビンの正常値は5mg/dl以下です。
新生児黄疸というのは血液中のビリルビンの値が5mg/dl以上のことをさします。
生まれたばかりの赤ちゃんのビリルビンの値は平均12~15mg/dl位です。
生まれて3日間位は、高い数値が続きますが、日が経つにつれて徐々に減少していき、5mg/dl位まで下がります(^_^)。
多くの赤ちゃんに起きる生理的黄疸の場合は時間の経過と共に徐々に下がっていくので心配はいらないです(^_-)
平均数値を超えるとどうなる?
黄疸計で測定したビリルビンの値が15mg/dl以上だった場合や、生後24時間以内に見た目で判断できる黄疸の症状が出た場合、病的黄疸が疑われます(・。・;
この場合、赤ちゃんの血液検査が行なわれます。
新生児黄疸の約20%の赤ちゃんはビリルビンの値が15mg/dl以上になることがあります。
血液中のビリルビンの値が15mg/dl以上だった場合は、意識障害など重篤な症状を引き起こす核黄疸になってしまう危険性があるので、ビリルビン値を下げる治療を行います。
特殊な青や緑などの医療用の蛍光灯の光を身体にあて血液中のビリルビンの値を下げる光線療法がまず行われます。
光線療法で下がらない場合は身体の中の血液を全て置き換える交換輸血を行います。
知っておきたい新生児黄疸のこと
生理的黄疸の場合は特別な心配はいらないですが、血液中のビリルビンの値が15mg/dl以上だった場合は早期に治療が必要になります☆
うまくビリルビンが体内から排出されずに長く留まり続けてしまうと、脳神経細胞を損傷して「核黄疸」という病気を引き起こす危険があります(>_<)。
新生児黄疸になった場合は、入院中に主治医の先生の指示に従い適切な治療を受けさせてあげることで赤ちゃんを重篤な症状になる前に助けてあげることができます(^_^)。
治療が必要になった場合、赤ちゃんが一番頑張っています。
ママやパパは頑張ってる赤ちゃんを温かく見守りましょう♪
退院後に黄疸が出始めたり、一度治まった黄疸が再発したりすることもあります(>_<)。
黄疸は早期発見、早期治療が重要です☆
少しでも不安やいつもと違う変化に気づいた場合は早めに病院に相談してみましょう(^_-)