スポーツ等で、台湾がチャイニーズタイペイと表現されていたりしますが、台湾とチャイニーズタイペイの違いって何なのでしょうか?使い分ける理由はあるのでしょうか?個人的には、台湾と呼ぶのが当たり前に感じるのですが・・・。
また、合わせて、中華民国との違いも調べてみましたよ!それではどうぞ!
台湾・チャイニーズタイペイ・中華民国の違いは何?
まず、中華民国は正式に認められていない国です。(認めている国と認めていない国がある。)中華人民共和国とは違いますよ。正式に認められていないながらも、パスポートでは、中華民国と記載されているようです。
では、台湾と中華民国はどう違うのか?台湾というのは、島の名前であり、正確には台湾島です。中華民国と呼ぶと、中華人民共和国と混同してしまうので、通称 台湾と呼んでいるんですね。
チャイニーズタイペイは、日本をジャパンと呼ぶようなもので、チャイナと言ってしまうと、中華人民共和国のことになってしまいますから別名にしているということです。
また、オリンピック等スポーツでは、チャイニーズタイペイと表現されることが多いです。中華民国は、世界中から一応黙認されている国ではありますが、オリンピック等で台湾と言ってしまうと、その国は、公認されていると見なされてしまうため、中華人民共和国から敵視されることになります。
それを防ぐ目的もあり、チャイニーズタイペイと表現しているのでしょう。
東日本大震災の海外からの義捐金
東日本大震災の際には、多くの国々から日本へ義捐金が送られましたが、義捐金の多い順ランキングは以下になります。
- 米国(29.9億円)
- 台湾(29.2億円)
- タイ(20.5億円)
- オマーン(10.7億円)
- 中国(9.1億円)
- アルジェリア(8.3億円)
- 英国(7.8億円)
- ベトナム(7.8億円)
- 香港(7.2億円)
- フランス(6.1億円)
- スイス(5.5億円)
- マレーシア(5.1億円)
- インド(4.8億円)
- ブラジル(4.8億円)
- パプアニューギニア(3.2億円)
- シンガポール(3.1億円)
- オーストラリア(3億円)
- モンゴル(2.9億円)
- フィリピン(2.9億円)
- イタリア(2.7億円)
台湾はアメリカとほぼ同じぐらいです。アメリカの人口が3億人を超えているのに対して、台湾は2,300万人ってところです。人口考えると、台湾の義捐金の額がすごすぎると思いませんか?
台湾はなぜ親日?理由は?
よく台湾は親日だと言われますよね。やっぱり、自分を好きなら、相手のことも好きになりますよね。実際私も台湾に対しては、いいイメージがありますし。東日本大震災が起きたときは、台湾の人達がたくさんの義捐金を送ってくれたり、応援してくれているのをテレビで見て、感動しました。
少し前のことになりますが、1999年に台湾大地震が起きました。このとき、日本は地震発生当日の夜には、既に日本から緊急援助隊が一番乗りし、災害現場まで駆け付けたということです。
台湾と日本はまさに相思相愛という感じがしますよね。では、なぜ台湾に親日家が多いのか?
これは様々な理由があると考えられていますが、最も大きな理由は、台湾を日本が統治するようになってから、優秀な人材や多額の予算を投入し、台湾の大規模なインフラ整備を行い、発展に貢献したからです。具体的には、治安維持、学校教育、街づくり、農業等です。
インフラ整備の結果、自国で農産物の生産ができるようになったり、教養が蓄えられたり、現在でも台湾の生活の源になっています。
つまり、一言で言うと、「今の台湾があるのは日本のおかげ」。こう思っている人が多いからではないでしょうか?
まとめ
- 台湾というのは、島の名前であり、正確には台湾島。
- 中華民国と呼ぶと、中華人民共和国と混同してしまうので、通称 台湾と呼ぶ。
- 中華民国は、世界中から一応黙認されているが、台湾と呼ぶと公認されていると見なされるため、中華人民共和国から敵視される。そのためチャイニーズタイペイと呼ぶようだ。
- 東日本大震災の義捐金は台湾は2番目に多いが、人口を考えると莫大な金額である。
- 台湾は日本が統治していた時代、大規模な台湾のインフラ整備を行い、それが現在の台湾の基盤になっている。これが台湾に親日家が多い理由ではないかと言われている。