領収書とレシートの違いはご存知ですか?
お店で「領収書下さい」とよく耳にすると思います。
なぜレシートはダメで領収書でないといけないのか?と思いませんか?
理由を確認してみましょう。
実はレシートでも領収書でも、どちらでも良いのです。
勘違いしている人が多いのが現状です。
同じ効力です。
法人だから領収書が必要と勘違いしている人もいます。
法人や個人事業主は関係ありません。
なぜ「領収書を下さい」と言うのか?
これには確かに「理由」があるんですね。
レシートは「耐熱紙」です。
時間が立つと薄くなっていくのです。
熱に弱いので、高温にさらすと「消えてしまいます。」
なので、「消える恐れがあるから領収書をもらう」というだけで領収書をわざわざ書いてもらうのです。
しかし、すぐには消えません。
普通に保管していたら10年は消えません。
領収書は7年間の保管義務があります。
「えっ、じゃあ無くなったら法律違反で罪に問われるの?」
「いえいえ」
これが罰則がないのです!!
おかしな話ですね。(笑)
間違えて領収書を捨てても、罰則がないのです。
嘘をついて、捨ててばれたら偽証罪や詐欺になる場合がありますが。
社会の裏事情???なぜ罰則を設けないの???
実は政治家都合で罰則を設けていないと言われております。
「政治家の横領」ニュースをよく耳にしますよね。
横領って領収書が証拠になります。
ひどい横領(額の大きい)疑惑であれば政治家の家や事務所に捜査が入ります。
「家宅捜査が入る!パソコンを壊せ!領収書類を全部捨てるなり燃やすなりしろ!」という事があるのです。
よくあるのです。
この前にもニュースで「領収書がありません。」とのニュースがありました。
額の大きいニュースでは
【自民党の下村博文元大臣、報告書で 232万円分の領収書無し!
博文会「領収書を紛失した」】というのもありました。
紛失するはずがありません。
証拠を握られたくないから捨てちゃうのです。
シュレッダーへGOです。
領収書の保管って必要なの?
近年はパソコンで経理をする人が増えました。
ですので、パソコンなどの電子化により、記録は残ります。
昔は手書きで帳簿作成の経理を行っており、電卓での打ち間違えや書き間違いが多かったので、よく領収書の確認をしていました。
クレジットカードや銀行引落では領収書がありません。
近年の電子化により、領収書が無いことという事は多くあります。
しかし、領収書の保管7年とあります。
法律が時代について来れていないのです。
領収書の宛名は誰が書いても良い?
基本、NGです。
領収書を発行した人が書く権利を持っています。
しかし、その権利を持った人(領収書を発行した人)が空白にしていたら、「自分で書いてください。」と権利を譲ったことになるので、その時は自分で書いても良いことになります。
発行した人(お店側)が「宛名の空白はお断りしております。」と言えば、それに従うしかありません。
事件性を考慮して、そのような対応をしている店はいくつかあります。
「領収書の宛名を自分の筆跡にしたくないから、書いてくれない?」とサラリーマンの友達に言われたことがあります。
多分、友達は勘違いしていたと思います。
税務上、自分で書いても問題ありません。
急いでいたので深くは聞いておりませんので真相はわかりませんが。
もしかしたら、会社に嘘の報告(偽造)を行うため、適当な私物の領収書を集めて、会社に報告してお金を貰っていたのかもしれません。
そんな事は疑いたくなかったので、書いてあげましたが・・・。(笑)
実は領収書やレシートが無くても、自分で作ればOK?
実はこれOKなんです。
領収書やレシートを無くしても、自分で作ればよいのです。
電車や自動販売機なんかそうですね。
切符やジュースは領収書が残りません。
勘違いしている人が多いですが、「領収書やレシートが大切」ではありません。
「領収書やレシートに書いている記録」が大切なのです。
「日付、金額、相手、自分、内容」この5点がわかれば、何でも良いのです。
紙切れでも、メモ用紙でも良いです。
これで領収書になるのです。
自分で書いても良いのです。
「じゃあ、自分でたくさん書いて経費を増やせる」と悪巧みを思いついたのでは?(笑)
することができます。
領収書として認められる場合もあるでしょう。
しかし、それは「詐欺や偽造」にあたります。
犯罪ですね。
バレないんじゃないの?と思いがちですが、絶対にバレます。
領収書を偽造したらバレる理由とは?
例えば、
宛名:A会社
金額:100万円
日付:H30年1月1日
相手:B車販売店
内容:車購入
A社が領収書を勝手に作成しました。(経費:100万円計上)
と言うことは、
B車販売店
の経理には
A会社からの売上100万円の記録があるはずです。
しかしA会社が勝手に自分で領収書を作成したので、B車販売店には売上100万円の収入(入金)がありません。
ということは、どちらかが嘘をついている!と税務署は判断します。
お金の流れや仕入の流れを調べます。
すると、どちらかが嘘をついているのか、すぐにわかります!
簡単にバレます。
悪巧みはやめましょう。
まとめ
このような知識を知っているだけで、得することは多くあります。
また、イライラすることもあります。(笑)
例えば
レジに行列ができました。
前の人が「領収書下さい。」と言いました。
「いやいや、レシートと領収書は同じだから、レシートでいいでしょ」
と思っちゃうこともあります。
こんなこともありました。
車検を現金で払い、「領収書いりますか?」と言われ、「レシートでいいですよ」と答えました。
5万円超えていたので、当然印紙は貼られていると思ったら、貼られていません。
「これ印紙貼られていませんが・・・。」
「レシートなので貼っていませんが・・・。」
「・・・・・。」
いやいや、レシートでも印紙いるわい!コンビニでもレシートに印紙貼るし、教育されとるわい!
と心の中で叫びました。
世界の中心で「印紙いりますけど~!」と叫びたくなるくらいでした。
「レシートでも印紙はいりますよ」と優しく、優しく、ご指導しました。
すると「レシートの場合はいらないですが・・・。」
「・・・・・・」
なぬっ!私が間違っているように思われている・・・。
なんか私の勘違いで済まそうとしているのか、その会社の方針(陰謀)なのか・・・
レシートに印紙は貼るな!と、悪巧みをする会社なのか・・・
どうしよう・・・
「印紙いるので、領収書下さい。」
私が勘違いして恥ずかしいみたいになっている・・・。
けど、平和的解決はこれしかない・・・。
領収書をもらった際に「レシートでも印紙はいるはずなので、また確認しといてください。」とお伝えして、帰りました。
勘違いしていたら、その人にとって今後よくないことなので、言っておいた方がよいと思いました。
知らないって怖いですね。
余談※ちなみに、印紙の貼られていない領収書は誰の責任になるのか?
実は領収書を発行した人ではなく、領収書を受け取った人の責任になるのです。
「印紙が貼られていない領収書を見落とした貴方が悪い」と世の中はなっているんですね。
怖い、怖い。
これには色々と理由があるのです。
今回のテーマとずれますので、また次回にでも・・・。
なので、「私の勘違い扱いされた領収書事件」この件に関しては、私の責任になります。
責任の全うしました。(笑)