世間の人達がスノボードというスポーツに抱いている印象は、1枚の板の上に両足で乗り雪の上を颯爽と滑ったり華麗にジャンプを決める見た目が派手なスポーツ。
そしてやってる人達はカッコイイ、可愛い、オシャレ。といったイメージだろう。
数あるスポーツの中でトップ3に入るぐらい選手やプロの不祥事が多いことは置いてといて、確かに数あるスポーツの中でもトップ3に入るぐらいオシャレ&カッコイイというのは客観的に見ても頷ける。
実際にはやってる男性が総じてオシャレでカッコイイかと言われるとそうではないけども。
しかし女性に関しては例外なく、スノーボードをしてる女子は非常にモテるということは真実だ。これはスノボード歴10年以上の私が言ってるのだから間違いない。
最近では平昌オリンピックのおかげでスノーボードにも人気が高まっており、やってみたいという女性が多くなっている。
そんな女性達が疑問に思う「オシャレなの?モテちゃうの?可愛いの?」のに対して、今回はちゃんとそう見える理由と、さらに可愛くなる&モテる方法を記事にして背中を押していこうと思う。
目次
可愛く見えてモテる理由
ゲレンデにいるスノボード女子が可愛く見える&モテる理由はゲレンデマジックというのが通説だが、実はゲレンデマジックにも色々と理由がある。
またゲレンデマジック以外にも理由はあるので、今回は合わせて紹介していこう。
ゲレンデマジックは想像の美化
可愛く見えるでしょ?
「ゲレンデマジックってもう古いんじゃないの?」なんてつい思っちゃうけど、私達が街中でマスク美人を見掛けるのとまったく同様で、人間が想像力を失わない限りはこれからも永久に不滅だ。
わからない人のためにゲレンデマジックの大元を説明するが、要はマスク美人と原理が一緒で見えない部分に人間の想像力で美化する、というのが正体だ。
それじゃあゲレンデ美人でいいじゃんと思うかもしれないが、雪山は基本的に誰もが顔をゴーグルやフードやマフラーで隠しており、みんなが「想像の美化」の恩恵を預かり幻想を見ているからゲレンデマジックと言われる由来である。
基本的に露出が少なければゲレンデマジックは誰でも使えるもので、特に意識しなくても十分恩恵を預かれる。
ちなみに顔だけでなく身体の方もゲレンデマジックがかかり、普段より痩せて見えたりとスタイルも美化されるので安心して欲しい。
男性はチョロいなんて男の自分が言うのもおかしいが、ゲレンデマジックに慣れていない男性は超簡単にゲレンデマジックにかかるので超チョロい。
ちなみに普段の姿を見慣れている相手でもこのゲレンデマジックはかかるので、普段から付き合いのある男性が相手だろうと「なんかゲレンデきたら超可愛く見える・・・」なんて思われるのはザラというか一般常識レベルである。
男性は思い出を美化しやすい傾向にあるので、思い出にもゲレンデマジックがかかり以降は「可愛い女性」と認識されることは間違いないだろう。
自然の光でライトアップされる
ライトアップで肌がキレイに見える
意外と知られていないことだがゲレンデマジックは想像の美化以外にも2つ、マジックがマジックになるべく仕上げている効果がある。その1つが雪による自然の光でライトアップされることだ。
雑誌のモデル達が写真の写りを良くするためにレフ板で多量の光を浴びているのは女性ならよくご存知だろう。
あれは細部まで被写体の影を消し飛ばして、ハッキリクッキリ色鮮やかにそしてコントラストを出して写すための技術である。
では雪が白く見える理由はご存知だろうか?
あれは空気中にある汚れが固まったものでも神の力でもなく、光を雪の結晶同士が乱反射し合うから白く見えるのである。
この光の乱反射というのが重要で、大量の雪で構成されているバーンと呼ばれる雪面は常に光を四方八方反射させているので、光を集め反射させるレフ板と同様の効果を持っているのだ。
雪面という自然のレフ板のおかげで、普段より色白くそしてキレイに見えるのがゲレンデマジックの1つである。
当然、太陽が完全に隠れてしまうと効果は落ちてしまうが、曇りでもある程度は効果を持っているので、ゲレンデはよりあなたを美しい女性へと変えてくれるのだ。
非日常が刺激をもたらす
ゲレンデには非日常が待っている
こんなこと書くと不倫みたいだが、「ゲレンデ」という非日常的なシチュエーションが色々と刺激をもたらしてくれる。
これが最後のゲレンデマジックである。ちなみにシーズン中は毎週必ず山にいる私ですら生命の危機という刺激が未だに絶えず、私にとってはマジックというよりもトラップに近い。
山でしか見られないほどの雪の量、
圧雪で整えられているコース、
モフモフのコース、
リフトやゴンドラで高所から見る壮大な景色、
雪の上でしかできないスキーやスノーボードというスポーツ、
極寒の中で入浴する乙なお風呂、
そして夜になればライトアップされたりイルミネーションが灯り幻想的な夜景・・・。
雪山のお風呂は格別の贅沢
これは男女でなくても、友人同士でも家族でも誰とでも美しく楽しい思い出を残せる日常では味わえない刺激的なシチューエーションである。
男女に限っていえば、そんな非日常でトキメカない方が難しいわけであって、特別な経験を共有しあうことで感情も抱きやすい。
そんな機会はあまりないだろうが、もし気になる異性がいてスキーやスノーボードに興味がある、もしくは経験があるのなら誘ってみると距離が近くなるだろう。
カップルならば今年の冬は一緒に行ってみることでより仲が深まることは間違い無しだ。
スポーティーさは男女関係なくモテる
スポーツは元気の証
突然の質問だが、あなたはダラケきってどっからどう見ても不健康そうに見える身体を持つ異性と、いかにもスポーティーで引き締まってるorそう見える身体を持つ異性、どちらが好みだろうか?
趣味趣向は千差万別なので決めつけるわけではないが、大抵の人はスポーティーな異性の方に魅力を感じると思う。
それは人間がより優れた子孫を残そうと本能的に理解しそう行動させているのが理由である。
チャラさ(だらしなさ)とカッコよさが紙一重であるスノーボードは、年1回しか行かないような人達にとって洒落込む行事の意味合いが強いが立派なスポーツだ。
スポーツをやってる人はモテるという単純な理由ではあるが、間近で一緒にスポーツをすることでスポーティー性を感じてもらえる。
そして意外と知られてないことだが、スノーボードはベリーハードなスポーツだ。
クールに見えても運動量は物凄いし、全身の筋肉をフル稼働させるほど筋力を求められるし、板の扱い方からバランスの取り方など技術要求も多い。
またスピードを出して転倒すれば氷に叩きつけられるのと同様で非常に痛く不快であり、吹雪いている日にリフトに乗れば体感温度マイナス10度以上という寒さに晒される。
つまりゲレンデで遊ぶということは、すなわち雪山と戦うことと同義なのだ。
もはや自分がスポーツをしているのか、はたまた己と戦っているのか、その境界線がわからないスポーツなのである。
戦争を共にした兵士同士が家族以上に強い絆で結ばれることがあるように、あなたも非常に強いスポーティな経験を異性と共にすることにより強い絆で結ばれる可能性もあるだろう。
スノーボード女子という希少性
スノボードをする女性は滅多にいない
もう1つ現実的な理由を出すと、実はゲレンデにはとても女性が少ない。
私の経験で鑑みれば、男女比率は良くても7:3、酷いと9:1ぐらい。
そうなる理由は先にも述べたようにベリーハードなスポーツ故に初回からの継続率は男女ともに低く、男女で言えば男性の方が肉体的に強く継続しやすいからである。
継続していれば自然と斜度がキツイ上級者コースをメインに滑ることになり、ますます男性の方が多くなってくる。
初心者が滑走するコースでは男女比率に偏りがないようにも見えるが、スキーよりも肉体的な負荷が大きいスノーボードでは特にそれが顕著である。
いても上手な男性の彼女や奥さんや娘さんだったりと、女性のグループも珍しいし女性1人というのはより珍しい。
それと女性は男性と比べてお金の使い道、選択肢が圧倒的に多い。
化粧にもお金はかかるし、友達付き合いでもお金はかかるし、旅行やさらにお金のかかるスキー・スノーボードに使うお金を捻出するのはおいそれと簡単にできない。
その点、男性は趣味という選択肢にお金をふんだんに使えるので少々貧乏になる覚悟があれば毎週のように山へ行ける。これも女性が少ない理由の1つだ。
ゲレンデの男女比率がそんな状況だからこそ、スノーボードをする女の子はそれだけで希少価値が高くて魅力的に見えるのでモテる。
オタクサークルにボツっと1人いる女性がモテるのと同じで、その場所における希少価値というのはとても大きい。
また希少価値が高いというのに似ているが、スノーボードという趣味を共有したい男性は多いはずだ。
毎週のように山へ行かなくてもスノボード経験があったりアイテムを持っているのなら、男性もデートスポットの1つとして誘いやすく、趣味と思い出を共有しやすい。
スキースノーボードにのめり込んで趣味にしてしまうと休日は大体ゲレンデで過ごし下界との交遊が薄くなりがちになってしまい、時間の融通や出会いチャンスが少なくて女性とデートする機会も少なくなり、趣味とお付き合いとのバランスが取りにくい。
スノーボードをする女性であれば、スノーボードもたっぷりできるしゲレンデでデードも出来るしで男性にとっては一石二鳥。
容姿が優れているとか何か特別なものを持ってなくても、スノーボードというスポーツを一緒に楽しめて共有できる女性ならば強く惹かれる男性は多いと思う。
ゲレンデでさらに可愛く見えるモテる方法
ゲレンデでモテるちょっとした気遣い
ここまでは可愛く見える&モテる理由を散々書いてきたが、ここからはさらに踏み込んだ内容を紹介していく。
私は女性ではないので悪女的な方法は紹介できないが、ゲレンデだからこそ可能な方法や経験則からこんな人がモテるというのはわかるので、ぜひゲレンデに行くことがあったら試して欲しい。
ちなみに女性だけのものではなく、男性も使うと効果抜群だ。
ゲレンデ特有のちょっとした気遣い
気遣いができる人はどこでも人気が出るのは日本人共通の認識だが、ゲレンデでも例外なく気遣いができると非常に印象が良い。
といってもゲレンデ特有の気遣いというのがあり、経験したことがないとわからないものなので解説していこう。
ボディタッチも兼ねる気遣い
スノーボード初心者は非常によく転ぶ。
スキー初心者もよく尻もちをつくが、スノーボードにいたってはベタっと転ぶことが多い。
その時に手を貸してあげるのは非常に良い気遣いだ。
普段では1日10回も20回も転ぶことはないので、近くにいて手を貸して上げたり肩を貸してあげたりと初心者の頃は非常に助かる。
これは異性にボディタッチできる良い機会で、手を貸すことに集中するのでいやらしさも消えるし、過剰な気遣いなわけでもない。
接触回数が多い相手に好意を持つのは男女共通の法則なので、気になる異性にはなおさら使いたい。
またスノーボードの中でとりわけ体力を使うのが身体を起こすという動作なので、スノボードを楽しむ面でも、相手が男女関係なく手を貸してあげるのは良いことである。
転倒した場合だけでなくともゴーグルやフードに雪がついてる場合は取ってあげるなど、ボディタッチを兼ねた気遣いができる場面が多い。
ゲレンデ特有の気遣いはこのボディタッチが大半を占めるので、ぜひ積極的に試してみて欲しい。
お菓子をポケットに入れておく
溶けにくい飴玉や甘いチョコレートは体力回復の効果があってオススメ
体力の消耗や寒さに加え、同じリフトやゴンドラに何度も乗る時の飽きを解消する意味でもお菓子は非常に有効である。
凍えて疲れた身体にアメやチョコレートは非常に効く。食べてみればわかるが、日常的に食べるよりも非常に美味しい。
大量に持ち歩かなくてもいいので、ポケットに入る分だけジャラっと入れておけばいざという時にみんなで分けられる。
たった1つのチョコレートや飴玉で胃袋を掴めるのだからこれ以上お手軽な家庭的アピールはゲレンデに存在しない。
男女じゃなくても友達や家族にやってあげると非常に喜ぶだろう。
進んで灯りに火を灯せ
ここまで散々書いてきたように、雪山やスノーボードはベリーハードだ。
人間はそんな極限に近い環境に身を置くと自然と本性が出る、特に初心者は。
そんな時にグズり続けたり泣き言を言い続ける女性は当然ながら可愛く見えないしモテない。
そこで「暗い暗いと不満ばかり言ってないで自ら進んで灯りに火を灯せ」という気持ちを持つことにより、より魅力的な人間に見えるという寸法なのだ。
ここではゲレンデでグループの灯りに日を灯す具体案を紹介しよう。
ハッキリと提案をする
ゲレンデは様々な不快感が襲ってくる。
足腰の痛みや寒さなど、我慢できず休憩したくなる場合が必ず出てくるだろう。
その時は相手に合わせて我慢し続けるのではなく、「休憩したいからゲレンデレストランで休憩しよう」と提案しよう。
予め休憩できる場所を覚えておいたり、ゲレンデにあるパンフレット(地図みたいなもの)を取っておいて具体的に提案するとなおさら良い。
またグループの場合は個々の体力差も出てきて、滑り続けたい人と休憩を入れたい人で分かれる場合もある。
その時は率先してグループを分けて行動することを提案するのも良い。
なんだったら疲れた人達だけで先にホテルに帰ることを提案しても良い。
当たり前ではあるがつい他の人に合わせてしまうのが日本人なので、こういう時こそしっかりと提案すして誰かが嫌な思いをするのを避けるということができる人は非常に魅力的に見える。
女性だからこそスノーボードをするべき理由
当たり前だがスノーボードは男女関係無いスポーツ
希少性の所でも話したが男女比率では女性が圧倒的に少ない。
平昌オリンピックでまた盛り返すとしても、長野オリンピックでのスキー・ボードブームも去り、全体のユーザー数、特に女性ユーザーは減少してしまった。
全盛期と比べて過疎気味であるスノーボードだが、他のスポーツやスキーと比べても固有の魅力があり、ましてや男性だけが楽しめるスポーツなわけではない。
女子でもスポーツとして楽しめる
私はこれまで肉体的な負荷が強いと書いてきたが、それも初心者の内だけで慣れてくれば男女関係なくなる。
スノーボードはとにかく動きが派手なので、外見が強い男性こそ向いてるスポーツと思いがちだが別に男女で向き不向きがあるわけではない。寒さなどに関してもインナーで対策は可能だ。
スノーボードは筋肉を使うスポーツというよりは、バランス能力(身体の使い方)を問われるスポーツなのでむしろ筋力に自信が無い女性でもやりやすいスポーツだと思う。
男性よりも比較して身体の可動域が広い女性の方がボードの上で動きやすいため、バランスも取りやすく怪我なども少ないはずなので理論上では女性の方が向いている。
格好良く滑ったりジャンプやトリックを決めるのは女性でも可能なのだ。
女子はオシャレを楽しめる
男性には無い楽しみの感覚
スノーボードにおける女性特有の良さは、なんと言っても普段できない服装をするという限定オシャレだろう。
興味ない人はないだろうが、女性達はオシャレを楽しめるのでその点でもスノーボードはオススメである。
普段はイマイチぱっとしないカラーでもウェアにするとあら不思議、可愛く見えるしオシャレに見えて楽しめる。
柄物でも単色でもボーイッシュでも何でも良い。
男性の場合は慎重に組み合わせないと途端にダサくなってしまうが、女性なら何でも良い感じに見える。
ちなみにヘルメットはウェアと合わせると男女関係なく似合うので、安全性とオシャレの点を考えても着用をオススメしたい。
灰色のヘルメットは基本的にどんなウェアにも合うし単体でもオシャレだし自身の怪我を軽減するのにもヘルメットは重要なので、スノーボードする際はヘルメットを着用しよう。
安くスノーボードできるようになってきた
確かに長野オリンピックを着火点としたあの頃よりも人々のウィンタースポーツに対する関心はドンと減ってしまった。
けれどスキースノーボードに関しては人々の関心が高かった頃よりも手軽に始められるスポーツになっている。
通信販売が一般化したおかげで、今までは道具を揃えるだけで十万〜二十万とかかっていたものが1/2~1/3ほどにまで抑えることが可能になり、交通料金もリフト券も宿泊料金も安く確保することが出来るようになってきている。
例えばウェアやアイテムに関してはオーシースタイル などを使えば非常の安く揃えられる。
ウェアが上下セットで10000〜20000円、
ゴーグルや手袋が合わせて10000円以内、
スノーボード&バイティング(足を固定する道具)&ブーツの3点セットで40000円、
合計して最安6万円弱で全て揃えられる。
これを実店舗で構えているショップで揃えようとなれば3倍4倍は高くなる。
実際に行ってみて確かめて見てほしい。値段の高さに仰天するだろう。ウェア上下どちから1着で20000円とか普通である。
私も交際してる女性がスノーボードに挑戦する際に利用したことがあるが、値段は安いが品質は悪いわけでなく、見て触ったところ他の所と大差が無い。
確かに有名ブランドと比べれば差はあるがそれは当たり前だろう。
継続するかわからない初心者なら、なおさらここでウェアやゴーグル&手袋だけでも安く揃えてみたりすると良いだろう。
自分のマイボードやブーツ、さらに良いウェアとかはある程度上手くなったらでも十分遅くないし、その方が経済的にも遥かに良い。
スキー・スノーボードは他のスポーツよりもお金がかかるというのは事実だが、こうやって手軽に購入できるショップの出現で昔よりも安くスノーボードに挑戦することが可能になり、始めるまでの敷居がとても下がってきている。
これは「一度ぐらいは行きたい」と思っている女性たちが出費を抑えてゲレンデに行けるチャンスだ。
女性スノーボーダーが増えて欲しい
よくスキースノーボードはスピード狂のスポーツだと言われるが、別にスピード狂でなくても得意ではない人でも楽しめるスポーツだ。
他のスポーツでは味わえない雪の上を颯爽と駆け抜ける快感、自然を利用するスポーツだからこそ見られる幻想的な景色、文字通り心と身体を開放してくれる。
長々と駆け足で書いてきてしまったが、この記事を機会に女性スノーボーダーが増えてくれたら嬉しい。