雑学・知識

選挙の当確の出し方と仕組みは?間違いで当確取り消しもあり得る?

選挙

選挙が近いですが、選挙速報見ていると、投票の締め切り時間が過ぎてすぐに「当確」が発表されたりしますよね。

 

あれって、なぜなんでしょうか?今回は、選挙の当確の出し方と仕組み、間違いで当確取り消しはあり得るのか調査して、まとめました!

 

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選挙の当確の出し方と仕組みは?

説明男性

 

投票締め切り直後に、「〇〇区の△△氏が開票率1%で当選確実(当確)」なんて発表されていますよね。たった1%開票しただけでなぜ当確なのか気になりますよね。

 

例えば、1万人選挙権を持った人がいて、投票率が50%だったとします。そうすると、5,000人が投票するということになりますね。そのうち1%を開票したとすると、たったの50人です(笑)

 

おいおい、こんなんじゃ間違いで取り消しもあるんじゃないの?と思ってしまうような人数ですよね。

 

・・・と疑問に思って調べてみたところ、開票結果だけでなく、少なくとも投票所の出口調査のアンケートや事前アンケート等の統計的なサンプリング調査も加味されているようです。

 

開票前の出口調査による統計的なデータと実際の開票結果の情報、そして、選挙管理委員会からの報告データと照合し、当確を出すという仕組みのようです。

 

なるほどね。先ほどの例だと開票率1%だとたったの50人だけの開票ということになりますが、他にも出口調査や報告データと突き合わせていたんですね。

 

出口調査の場合、各局は選挙が終わって投票所から出てきた人を対象に、アンケートを取り、例えば、500人中何人が誰々に投票したという情報を収集し、その結果を裏付ける各候補者の支持団体や過去の実績等を加味して、情報の信頼性をアップさせているようですね。

 

正確に、各局がどのようなデータを用いて、どのような計算を行って当確を出しているのかは不明です。

 

まとめると、無作為に取り出したサンプルがある程度あるならば、そのサンプルの結果から、高い確率で当選する人が推測できるということなんですね。

 

間違いで当確取り消しはあり得る?

 

上で当確の出し方や仕組みを説明しましたが、100%間違いなく当確であるということは言い切れないと思います。

 

今までに当確と発表しておきながら間違いで取り消したケースはあるのか気になりませんか?実は・・・、あるんですよ、間違いで当確を取り消したことが(笑)

 

テレビ見て、自分の当確を待っている候補者は、それされたんじゃたまったもんじゃないですね(笑)

 

しかも、間違いは一度だけではなく意外とあるみたいです。例えば、2009年にはこんなことがありました。

 

群馬4区で当選した自民党の福田康夫前首相を「選挙区で敗北」と字幕で報道しました。しかし、そのわずか9分後、間違いだったことをお詫びし、訂正する事態になりました(笑)

 

さらに、もう少し最近の話で言うと、2014年のときは、全局で、当確間違いで取り消したのが6件もあったのだそうです。内訳はNHK、テレビ朝日、TBSの3件と、その他ローカル局の3件です。

 

このように、当確の発表がほとんどが正確ではありますが、まれに間違いがあり、訂正することもあるということなんですね。

 

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まとめ

  • 選挙の当確は、開票結果のみで判断されるわけではなく、出口調査による統計的なデータと実際の開票結果の情報、選挙管理委員会からの報告データと照合し、当確を出すという仕組みになっている。
  • 選挙の当確は誤報を出してしまうこともあり、100%確実とは言い切れない。

 

いかがでしたか?

 

選挙が近いですが、あなたは選挙に行かれますか?昔、私が大学生だったころ、選挙前に電話調査をしたことがあります。それで収集したデータなんかも当確の判定に使われているのかなぁ?と今回、選挙の当確について思っちゃいましたね。

 

1%開票しただけで判断できるなら投票する必要もないかなーなんて思わないで、選挙行きましょうね!

 

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