あなたは、ラグビーの日本代表選手に外国人選手が多い理由をご存知でしょうか?
思い出してみてください。あまりラグビーに興味がなかった人でも、ネットやテレビのニュースでラグビー日本代表のニュースを一度ぐらいは見たことがあるでしょう。「言われてみれば外国人が多い!」そう気が付きませんか?
日本代表なのに外国人選手が多い理由は何なのでしょうか?外国人選手はみな帰化した選手たちなのでしょうか?調べてみました。
目次
ラグビー日本代表に外国人選手が多い理由は?
ラグビーも最近徐々に人気が出てきて、テレビで目にする機会も多くなってきました。さらに、2019年には日本でラグビーワールドカップが行われます。
なぜ日本代表なのに外国人がいるのか?いるというか多い!(笑)その理由を知るには、ラグビーの代表資格の条件について、知る必要があります。
ラグビーの代表資格は?
ラグビーの代表資格の条件は3つあり、そのうち、1つを満たしていれば、代表資格を持っていることになるのです。以下の3つの条件です。
- その国・地域で出生したこと
- 両親および祖父母のうち少なくとも1人が、その国・地域で出生したこと
- その国・地域に36か月以上継続して居住し続けていること
なるほど!これだと、日本国籍を持っていなくても日本代表として選出される可能性はあるんですね!
例えば、日本で生まれたけど、ほんの数か月で親の母国に帰ったという場合でも、日本代表として選出することはできます。また、日本の大学に留学生として3年以上居住している外国人は日本代表資格があると言うことです。
ラグビー日本代表に外国人選手は何人いる?
ラグビー日本代表には外国人が何人いるのでしょうか?こちらのサイトがラグビー日本代表のサイトです。
こちらのサイトに、全員のプロフィールが掲載されていたので、外国人選手を数えてみました。すると、35人中8人いました。
- トンプソンルーク
- ヘルウヴェ
- リーチマイケル
- アマナキ・レレイ・マフィ
- ツイヘンドリック
- ティモシー・ラファエレ
- ウィリアム・トゥポウ
- デレック・カーペンター
トンプソンルーク
トンプソンルーク選手は、2004年に三洋電機ワイルドナイツを経て、2006年から近鉄ライナーズに所属しており、長いこと日本にいるようです。ニュージーランド出身ですが、2010年に日本に帰化しています。
ヘルウヴェ
ヘルウヴェ選手は出身はトンガですが、拓殖大学に入学し、卒業後はヤマハ発動機ジュビロに加入し、2016年末にはサンウルブズに加入しました。
リーチマイケル
リーチマイケル選手はニュージーランド出身です。父がニュージーランド人、母がフィジー人。15歳の時に来日し、札幌山の手高校に留学しました。大学も日本の東海大学に進学。
本人は、ニュージーランド、フィジー、日本のどの国の代表を目指すか悩んでいたことがあったようですが、大学2年のときに、U20の日本代表キャプテンを務めたことが転機となり、現在では日本国籍を取得しています。
アマナキ・レレイ・マフィ
アマナキ・レレイ・マフィ選手はトンガ出身です。以前はトンガ代表でしたが、日本の居住歴が3年を超えたため、日本代表資格があったようです。しかし、リーチマイケル選手等とは違い、日本国籍は持っておらず、トンガ国籍を持ったままだということです。
ツイヘンドリック
ツイヘンドリック選手は、ニュージーランド出身ですが、大学は帝京大学に進んでいます。パナソニック、サントリーを経て、現在はレッズに加入しています。2014年には日本に帰化しています。
ティモシー・ラファエレ
ティモシー・ラファエレ選手は、ニュージーランド出身ですが、山梨学院大学に進学し、コカ・コーラレッドスパークスを経て、サンウルブズに加入しました。日本の居住歴は長いようですね。
ウィリアム・トゥポウ
ウィリアム・トゥポウ選手もニュージーランド出身です。2014年に日野自動車レッドドルフィンズ、コカ・コーラレッドスパークスを経て、サンウルブズに加入しました。彼も日本の居住歴が長く、日本代表資格があるようです。
デレック・カーペンター
デレック・カーペンター選手もニュージーランド出身です。2014年にトヨタ自動車ヴェルブリッツに加入し、2016年にはサンウルブズに加入しました。デレック・カーペンター選手も日本の居住歴が長いので、日本代表資格があったようです。
まとめ
- ラグビー日本代表に外国人選手が多い理由は、ラグビーの代表資格である3つの条件に当てはまるから。全員が帰化しているわけではない。
- ラグビーの代表資格には、その国の国籍を持っていることは条件に含まれない。
日本代表なのに外国人選手が多いことに対しては、賛否両論あるようですが、代表資格を満たしていて、優秀な選手であるのなら選出されて当たり前ですね。
外国人選手について、調べてみると、大半がニュージーランド出身のようですね。ちなみにニュージーランドは世界ランキング1位です。日本は現在11位。(2017年6月現在)
ということは、おそらくですが、母国で選出されず、代表になれないため、日本代表になったという選手もいそうですね。
他の競技、例えば、卓球でも同じようなことが言えます。卓球は中国が圧倒的に強いですが、中国以外の代表をチェックしてみると、中国出身の選手が非常に多いです。
2019年にはラグビーワールドカップが日本で開催されますし、ぜひとも頑張ってほしいですね。