プロ野球が開幕しましたが、今季からリクエスト制度が始まったのをご存知でしょうか?
巨人vs阪神でさっそく使っていましたね。
バレーやテニスなんかではチャレンジがありますが、アレと同じなのでしょうか?
今回は、プロ野球のリクエスト制度について、まとめました。
目次
リクエスト制度(プロ野球)とは?チャレンジできる回数は?
日本のプロ野球では2018年から、監督が映像によるリプレー検証を求めることができる「リクエスト制度」が導入されています。
既にメジャーリーグでは、2014年からチャレンジ制度が始まっていて、「リクエスト制度」はその日本版と言えます。
昨年までだってリプレー検証はあったじゃないか!?と思われる方もいるかもしれませんが、昨年までは外野フェンスやポール際の打球、本塁でのクロスプレー、併殺崩しの危険なスライディングを禁止するルールの適用等に限定されてきました。
2018年からは、アウト/セーフ、フェア/ファウルの判定にまで拡大されました。ただし、ストライク/ボール、ハーフスイング、ボークの判定は除外です。
リクエストできる回数には制限があり、1試合につき2回までです。しかし、リクエストして判定が覆れば、そのリクエストはカウントされません。リクエストが失敗した時だけカウントされるというわけですね。
リクエスト制度(プロ野球)は延長の場合はプラス1!
リクエスト制度は1試合につき2回まで使えると説明しましたが、3回まで使える場合もあります。
どういうこと!?矛盾してるじゃないか!と思われるかもしれませんが、3回まで使えるのは延長に突入した場合ですね。
チャレンジではなくリクエスト制度になった理由は?
気になるのは、なぜ他のスポーツと同様、「チャレンジ」ではなく、「リクエスト制度」になったのかです。
メジャーリーグでもチャレンジというようですが、なぜなのでしょうか?
実は、メジャーリーグではチャレンジに相当な額をかけています。リプレー検証用のカメラですね。色んな方向から映さないと判定が難しいので、正確に判定するにはあらゆる角度から撮影されていなければなりません。それができる環境がメジャーリーグにはあるんです。
しかし、日本のプロ野球では負担が大きく、そこまで費用をかけられない!・・・ということで、チャレンジという審判に対する表現より、審判とチームが協力して正しい判定を求めていくという意味を込めて、「リクエスト(依頼)」するという柔らかい表現に決まったようです!
リクエスト制度(プロ野球)についてTwitter上の声は?
私は、リクエスト制度は賛成です。理由は誤審が減るからです。誤審によっていい試合に水が差されてはいけませんからね。
ただ、審判たちはリクエスト制度によって誤審だったことがバレることにもなりますし、審判にとってはリクエスト制度なんてない方がいいと思っている人も中にはいるかもしれませんね。
Twitterではリクエスト制度について、どんな声があるのでしょうか?
怒った顔が見れなくなる。
プロ野球の醍醐味だった激怒した監督が審判員に詰め寄るシーンは、今季から施行されるリクエスト制度(ビデオ判定)で見れ無くなってしまうんですね。。。
ちょっと残念。。。 pic.twitter.com/0Hw7Za0Vzn— 新丼 貴浩 (@aradon_takahiro) March 29, 2018
https://twitter.com/r23561026/status/979338311851376641
https://twitter.com/baseball_tgynoe/status/979709749783441408
プロ野球でリクエスト制度とかしたら
野球の審判の存在意義だよねー
誤審は誤審で
味があって面白いけどね〜
誤審で自分が不利になったら
たまらんけど。笑— keisei (@baseballboy4343) March 30, 2018
リクエスト制度いらないでしょ
審判は絶対だもん— 福嶋 雅樹 (@fukushima0315) March 30, 2018
まあでも審判がセーフやったのが悪いよね
こういうのあるからリクエスト制度いいよね。はっきりするし— d@燕党 (@tubamefs) March 30, 2018
審判は絶対だと言っている人もいますけど、どちらかといえば、リクエスト制度に賛成の人が多いのかな?
ちょっと面白かったのが、監督が審判に詰め寄る場面が見られなくなるというツイートですね(笑)確かにそれはあるかもしれませんね。
プロ野球以外のチャレンジは?
日本のプロ野球ではリクエスト制度と呼ばれていますが、他のスポーツではチャレンジと呼ばれています。
先ほども言った通り、バレーボールやテニスで採用されています。
バレーボールでは、ボールがネットに触れたかどうかや入ってるかをビデオ判定を要求することができます。ただし、バレーボールの場合も回数に制限があり、1試合に2回で、チャレンジ失敗すると、回数が減ります。
テニスでは、チャレンジ権は1セットにつき、1人3回です。野球と同様、タイブレークに入ると、1回追加されます。チャレンジ失敗すると、回数が減ります。
まとめ
- 日本のプロ野球でも、2018年からリクエスト制度が始まった。1試合につき2回、延長に突入した場合はプラス1回使える。リクエスト失敗すると、使用できる回数が1回減る。
- メジャーリーグではチャレンジというが、日本ではリクエスト制度という呼び名になった理由は、日本ではメジャーのようにリプレー検証用のカメラを大量に設置する等費用をかけられないため、審判に対してチャレンジするというより、審判とチームが協力して正しい判定を求めていくという意味を込めて、「リクエスト制度」という呼び名になった。
- バレーボールやテニスでは既にチャレンジは導入されている。
いかがでしたか?
今年はリクエスト制度以外にも、2段モーションOK、申告敬遠も開始されています。昨年菊池雄星投手の2段モーションが指摘されていましたが、アレはなんだったのか?という感じですよね。
あの後、菊池雄星投手はフォームを変えざるを得ませんでしたが、2段モーションがOKになり、また元に戻しましたね。開幕戦は見事勝利したようです。
とりあえず、私が思ったことはルールによって野球がつまらなくならないでほしいなということです。まだ開幕戦を終えたばかりですが、今季から変わったことは多いですが、今後どうなるのかな~。