あなたは三店方式とは何かご存知でしょうか?
三店方式とは、現在のパチンコ屋の芸業形態で、以下の手順で行われています。
- パチンコ屋が出玉を特殊景品と交換する。
- 客は交換した特殊景品を換金所に持っていき、現金と交換する。
- 景品問屋が換金所から特殊景品を買い取り、パチンコ屋に卸す。
なぜ三店方式が取られているのか?景品なんか無しにして、直接パチンコ屋と出玉を現金と交換すれば簡単でしょう。今回は、パチンコはなぜ三店方式が取られているのか理由とパチンコ以外で三店方式が取られているものはあるのか、まとめました!
パチンコはなぜ三店方式?
日本では、競馬や競艇等の公営ギャンブル以外の賭博は禁じられています。当然、仲間内での麻雀もダメです。
パチンコはなぜ三店方式を取っているのかというと、三店方式を取らないと賭博法違反となるからです。パチンコ屋と換金所が同じ会社が経営している場合、これは違法となります。
パチンコ屋は建前上、賭博ではありません。パチンコ屋は出玉を特殊景品と交換しているだけで、客と直接現金のやり取りはしていないということなんですね。
三店方式は違法?合法?
パチンコは三店方式によって客とパチンコ屋の間で直接現金のやり取りはないものの、実質的には、換金していることに変わりはありませんが、合法です。合法として黙認されています。
なぜならパチンコ業界は、全盛期よりも若干衰退したとは言っても巨大な業界です。年間20兆円の売り上げを誇る業界です。いきなり、ハイ!今日からパチンコは違法です!と言ったら、全てのパチンコ屋で働く人が路頭に迷うことになります。
大幅な雇用の喪失につながりますし、パチンコ業界と警察は天下りで癒着しているという話もあります。今後もパチンコが違法となることはないのではないでしょうか?
パチンコ以外で三店方式はある?
パチンコでは三店方式を取ることで、違法化を逃れていますが、他に三店方式を取ることで違法化することを逃れているものはあるのでしょうか?
調べてみたところ、パチンコ以外で三店方式はありません。カジノで三店方式をとっていても、それは違法です。
以前、ニュースで見ましたが、違法カジノが摘発されて最高裁で「三店方式は違法」と判決を受けたにも関わらず、パチンコに関しては、「三店方式は違法」が適用されていません。。。
パチンコ屋に換金所の場所を聞いても教えてくれない!
以前、出張で初めて行ったパチンコ屋で、換金所の場所を店員に聞いたことがありました。しかし、店員は教えてくれませんでした。
これを知り合いに話したところ、これは普通のようです。先ほども言った通り、パチンコ屋と換金所は別の会社でなければいけませんし、2つの会社の間に変な関係性があると誤解を与えかねないからです。
パチンコ屋が客に換金所の場所を教えると、「パチンコ屋と換金所はグル?」と、誤解されるからです。
まとめ
- パチンコが三店方式を取る理由は、競馬や競艇等の公営ギャンブル以外の賭博は違法だから。
- 三店方式を取ることで、パチンコ屋と客との間に現金のやり取りは発生しない。
- パチンコ屋における三店方式は合法だが、カジノでは違法。
- パチンコ以外のギャンブルで三店方式を取っているものはない。
いかがでしたか?
カジノでは三店方式を取っていても違法なのに、パチンコについては黙認。おかしな話ですよね。確かに非常に大きな業界ではありますが、パチンコがなくなったら世の中良くなると私は思いますけどね。
車の中に幼い子供を残したままパチンコを打ちに行くやつもいれば、ギャンブル依存症になってのめり込んでしまうやつもいる。それが原因で離婚する人もいる。
パチンコの換金(特殊景品への交換)自体、なくせばそういう人たちもなくなると思いますけどね。私は大学生の頃、パチンコにハマったことがあります。しかし、私は気づきました。
パチンコはお金を賭けなければ別におもしろくない、と。パチンコにハマり、台自体を購入したことがありました。しかし、私は1週間で手放しました(笑)オークションで買って、またオークションで売りました。
おそらく、パチンコをしている人は私と同じような感覚でしょう。仮にパチンコ屋が特殊景品への交換を無しにして、普通の景品のみにしか交換できなくした場合、店内は閑古鳥が鳴くでしょうね(笑)