大相撲関脇の高安が大関に昇進はほぼ確定だと言われていますね。「ほぼ」と言っているのは、明確な基準はないからです。しかし、目安のようなものはあるようですね。
今回は、大関・横綱への昇進の条件と陥落の条件、給料はどうなるのかについて調べてまとめてみましたよ!
大関の昇進条件とは?
先ほども言いましたが、大関の昇進の明確な条件はありません。しかし、目安はあります。関脇、または、小結の地位で、直近の3場所で合計33勝以上です。平均すると、1場所で11勝ということですね。
今回、高安が大関昇進はほぼ間違いないと言われているのは、直近の3場所で34勝しているからなんですね!ちなみに34勝の内訳は以下の通り。
初場所 | 11勝4敗 |
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春場所 | 12勝3敗 |
夏場所 | 11勝4敗 |
どこかの場所が突出して成績が良かったという訳ではなく、安定してますね。実は、大関昇進の目安である直近の3場所で33勝をクリアしているにも関わらず、大関に昇進できなかったパターンもあるのです。
それは、成績の上下が激しいパターンです。直近の3場所のうち、1場所が10勝にも満たないけど、33勝には届いたというパターンは危ういです。
しかし、高安は直近の3場所全てで11勝以上を挙げているので、100%大関昇進間違いなしと言ってOKでしょう!
横綱の昇進条件とは?
横綱への昇進の条件は以下の2パターンです。
- 大関で2場所連続優勝
- または、それに準ずる成績
「それに準ずる成績」というのは、あいまいな感じがしますが、これは横審の3分の2以上の決議が必要です。
ちなみに、18年ぶりの日本人力士の横綱誕生!と非常に話題になった稀勢の里ですが、平成29年の初場所、春場所で連続優勝を果たし、横綱に昇進することができました。
昨年も9勝6敗、13勝2敗、13勝2敗、12勝3敗、10勝5敗、12勝3敗と安定した成績でしたもんね!夏場所は怪我の影響で、途中から休場しましたが、次の場所は万全の状態で臨んでほしいですね。
また、平成26年に横綱に昇進した鶴竜は、連続優勝を果たさずに横綱に昇進しています。しかも、直近の3場所前が1桁白星だったのにも関わらず横綱に昇進できました。
横綱昇進の決め手となったのは鶴竜関の真面目な人柄とひたむきな姿勢だったと言われています。
大関陥落の条件とは?
大関陥落の条件は、2場所連続の負け越しです。大関が負け越した次の場所は角番と言いますよね。個人的には、この条件かなり甘いんじゃないかなぁと思いますが、あなたはどう思いますか?
大関になるのは先ほども言った通り、直近の3場所で33勝以上が目安で、陥落条件は2場所連続の負け越しでは、なんとなく、大関にはなりづらくて、落ちにくいという感じがしませんかね?
横綱陥落の条件とは?
横綱には陥落の条件はありません。横綱から大関に落ちることはありません。
もし、横綱が成績不振に陥れば、「引退」です。厳しいとは思いますが、それが横綱の地位というものなのでしょう。多くの横綱に昇進した力士が、昇進と同時に引き際について考えたと、引退時、または、引退後に話しています。
私の意見ですが、横綱に昇進せず、ずっと大関でいる力士っていますよね。そういった力士のほうが数倍楽な気がします(汗)
大関と横綱の給料は?
日本ではプロ野球の選手が最も年収が高いと思いますが、力士ってどうなのでしょうか?
十両以上の力士には毎月以下の給料が支払われます。
横綱 | 約282万円 |
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大関 | 約234万円 |
三役 | 約170万円 |
平幕 | 約130万円 |
十両 | 約100万円 |
これに加え、賞与も9月と12月に給料1か月分が支給されます。つまり、横綱は282×14=3,948万円!4,000万円近い給料をもらっているということ。給料以外にもCMに出ていれば、その分も入るでしょうし、少なくとも4,000万円でしょうね。大関は234×14=3,276万円!十分高いっ!(笑)
力士の平均は2,000万円を超えているということです。ちなみにプロ野球選手の平均年俸は、4,000万円弱ということです!
まとめ
- 大関昇進の条件の目安は、直近の3場所で合計33勝以上。
- 横綱昇進の条件は、大関で2場所連続優勝、または、それに準ずる成績。(2場所連続優勝出ない場合、横審の3分の2以上の決議が必要。)
- 大関陥落の条件は、2場所連続負け越し。
- 横綱陥落の条件はなく、成績不振なら引退。
私のイメージでは、力士はもっと少ないものだと思っていましたが、やはりスポーツ選手は年収が高いんですね。ただ、相撲では横綱からは陥落しませんが、成績不振なら引退しなければなりません。やはり、万年大関が一番楽なのでは?と思いますが、大関になるのも大変なことですもんね。
高安関は、大関昇進は間違いないと思いますが、日本人力士2人(稀勢の里、高安)は角界を牽引していってほしいですね!(最近高安がフィリピンと日本のハーフだということを知りました(笑))