慣れてしまえば問題ないのかもしれませんが、新米ママさんにとってはミルクの適温がどのくらいなのかとても心配です。
熱すぎても冷たすぎても赤ちゃんにとってはストレスになってしまいます。よく聞くのは、”ミルクは人肌の温度にして赤ちゃんにあげる”ですが、一体人肌って何度くらいなの?と思われているママさんは多いのではないでしょうか?
なんだか温度調節って難しそう…と尻込みしてしまいますが、温度調節は思っているほど難しくないんですよ。
今回は、赤ちゃんが「ミルクおいしい!」とゴクゴク飲んでくれる人肌温度に調節するコツについてアドバイスしていきたいと思います。
粉ミルクの簡単な作り方
はじめに手際よくミルクを作るための準備を整えましょう。
まずは丁寧に石鹸を使って手をあらいます。次に熱湯消毒などを済ませた哺乳瓶や軽量スプーンなどを準備します。
赤ちゃんが感染症にかからないために大事な工程なので、一連の流れは守ってくださいね。
ミルクの量はメーカーによって様々ですから、缶に書いてある通りの量を守って作ってください。濃度の濃いミルクをあげたからといって赤ちゃんが元気に育つわけではなく、むしろカロリーオーバーで肥満体質になってしまいますから、必ず容量は守って作るようにしましょう。
ミルクで一番失敗しやすいのは、お湯を入れた時に粉ミルクがダマになって固まってしまうこと。
実はお湯を一度にたくさん入れるのではなく、2~3回にお湯の量を分けて作ることで、ミルクの粉がダマになりにくくなります。作るときは70度ぐらいのお湯で作って、あとは哺乳瓶の外側に水道水をあてて人肌の温度になるまで冷やしながら調節していきます。
ミルクの温度を”人肌”に調節するコツは?
ミルクを作る時に難しいと感じるのが、”人肌の温度”というところですよね。
ミルクを作ったときの70度のミルクを人肌まで冷ますときのコツですが、一般的にはお湯でミルクを作ったあとは水道水や水を溜めたおけにつけたりして、冷めるのを待ちます。ですが、急いでいる時などはその時間すらもったいないですよね?
そこで、天然水などのペットボトルのお水を買っておき、常温で置いておきます。このお水を少しずつ足していき、お湯で溶かした熱々のミルクの温度調節をします。なのでメモリ一杯までお湯を入れずに半分くらいは余裕を持たせておいてください。
この作業は、ウォーターサーバーを使うとさらに簡単に出来ちゃいますよ。
そして、人肌の温度になったかどうか確認する方法ですが、だいたいミルクが冷めたなと感じたらママさんの手首の内側に数滴たらしてみてください。このとき熱くもなく冷たくもなければまさに「人肌」になっています。
だいたい目安の温度としては38度~40度の間くらいを意識しましょう。
哺乳瓶の中身全体の温度が一定になるように、しっかりとぐるぐる混ぜてから確認してくださいね。
ミルクの温度確認にママが哺乳瓶を吸うのはNG
[aside type=”warning”]ときどき、ママさん自身が哺乳瓶を吸って温度を確かめている方もいるようですが、お口の中の細菌が赤ちゃんに移ってしまう可能性がありますので、そのやり方はオススメできません。[/aside]
残ったミルクは使いまわさない
ちなみに、
赤ちゃんが一度に飲みきらなかったミルクは必ず捨ててください。
もったいないからと次のミルクタイムに飲ませるようなことは絶対にNGです。哺乳瓶の中で菌が繁殖している可能性があるからです。そのミルクを赤ちゃんに与えるなんて考えただけでゾッとしますね。
あまったミルクはすぐに捨てて、哺乳瓶もすぐに洗って消毒して、次のミルクタイムにすぐにミルク作りに取り掛かれるように下準備を整えておきましょう。
哺乳瓶を何本か用意して、一日に一度消毒すればいいような状態にしておけば、もっと楽にミルクタイムを過ごせるかもしれませんね。
まとめ
赤ちゃんは一日に何度もミルクを飲むので、ミルクの準備に手間がかかってしまいます。しかも毎回人肌までミルクの温度調節をするとなると面倒に感じてしまうこともありますよね。
冷ますことばかり考えてしまうと、思った以上に冷まさせてしまうこともありますので、少し気持ちに余裕を持って、あたたかい状態から徐々に冷ますようにしましょう。
赤ちゃんがミルクを飲んでいる間にもミルクは冷めていきますので、ミルクを与える時に冷めすぎていると、赤ちゃんのお腹に負担がかかってしまいます。
赤ちゃんが「おいしい」と感じてくれながら飲んでくれるのが一番ですよね。
飲みやすい”人肌温度”を意識してミルク作りをしましょう!