「筋トレ辛くて気づけば前回のトレーニングは1ヶ月前だった」なんてのは習慣化されてない人によくありがちな思い出しではないだろうか。
これは始めたばかりの人だけでなく、筋トレを習慣化できた人でも、疲れていたり時間が無かったり、モチベーションが上がらずに断念することはよくあることだ。
ただ習慣化出来ている人は継続する気力も習慣として持っている傾向があるので、問題なのは習慣化するまで。
過酷なトレーニングを習慣と化すのは長い時間が掛かるが、それまでに心折れそうになるのには一定のパターンがある。
目次
トレーニングが続かないパターンには二通りある
まず続かないパターンには大きく分けて二通りある。
1つ目は疲れや時間の成約などの身体・物理的なパターン。
もう1つは効果が出ない、楽しくない、気力が沸かないなどの精神的なパターン。
どちらも厄介ではあるが自分が今どちらのパターンに陥っているのか把握すれば対処は可能だ。
今から述べる対処法だけが全てではないがヒントにはなると思うので、まずは試してみて自分に合った方法を見つけて欲しい。
疲れや時間などの物理・身体的なハードル
忙しい社会人ならば仕事や家事などの疲れ、トレーニングの時間が取れない、などの問題が出てくるのは当然だ。
これは筋トレを始めたなら誰しも悩むことで、プロのボディビルダーでさえ純粋なボディビルだけでは生活できないので四苦八苦している。
しかし安心して欲しいのがこういった目に見える大きい部分は、対処法もシンプルでその効果も出やすい。
疲れはエネルギー補給と休息が足りていない証拠
筋トレを寝起きの朝やるにしても仕事終わりの夜にやるにしても、疲れが出ていては筋トレどころではなく、その日の活動自体全てに対してやる気がないだろう。
仕事にしろ、トレーニングにしろ、日々の生活とトレーニングを同時に行う中ではエネルギー補給と休息は特に重要になってくる。
エネルギー補給は文字通りで、食事の量・質・回数が足りていない証拠だ。
あまり多くは食べられない人、1日の食事内容が偏っている人、朝昼晩どこか食事が欠けている人、どれにしても手軽に栄養補給できる補助食品などを活用するべきだ。
栄養補助食品を使えばエネルギー摂取量&回数を簡単に増やすことが可能で、ビタミンなどの不足しがちな栄養素も補給できる。
ドラッグストアに売っているバランスパワーや、手軽に作れる栄養満点のバナナミルクプロテインなど、私はトレーニングだけでなく胃を患った時、そして後遺症をめちゃくちゃ引きずっている今でも本当にお世話になっている。
バランスパワーをあの価格で販売できるように開発した人と会って感謝したいぐらいだ。
休息の中で最も重要なのは睡眠だ。
よくわかっていない人はとにかく筋肉痛が治れば良いみたいイメージで思ってるかもしれないが、痛みが取れればそれで良いのではなく、それまでにどれぐらい質の良い休息を取れたかである。
休息は身体を動かさなきゃ良いとか、安静にジッとしてれば良いものではない。なんなら部位別にて毎日鍛えているトレーニーもたくさんいる。
そこで何が重要なのか?という話になるとそれは「睡眠」だ。
早く寝て十分に寝る、極々当たり前ではあるがだからこそ、ここが抜け落ちたら満足な休息は取れない。
ちなみに休息はエネルギー補給がしっかり出来ている前提なので、どちらも出来ていないのならまずはエネルギー補給から改善しよう。
トレーニングに掛ける時間が長過ぎる
長いから効果が出ないとかそういった話ではなく、他のスケジュールを削るほどの長時間のトレーニングを行っている場合、どこかでそのツケを払わなければいけなくなる。
誰しもが十分な時間を取ってトレーニングしているわけではなく、自分の生活に合わせて効率良く行っている。
トレーニングに命をかけているトレーニーなら何よりも筋トレを優先できるように生活スタイルを変えている。
一般的な打ち込んでいる人なら趣味として熱中し、ダイエットや運動不足解消が目的なら生活の一習慣として行えるように上手に組み込む。
ここは目的や理想などとの相談が必要だが、最も重要なのは継続することなので無理することはない。
どうすれば自分にとって無理のないメニューを組み立ててれるかをよく考え、後はその通りに実行するだけ。
2回目だが重要なのは継続、ちょっとぐらい緩くたって継続しないより遥かにマシだ。
そもそも筋トレの時間効率を考えることも重要だ。
筋肉肥大にしろ、ダイエットにしろ、運動不足解消にしろ、短時間でも効果の出るトレーニング方法はある。
筋トレ自体が効率良く身体を鍛える方法として編み出されたものなので、自分にとって安易に行える時間内で最も効率の良いトレーニング方法を考えるのは堕落でも怠惰でもなく何らダメなことではない。
私は生活が忙しくなってからは20分以上の筋トレはあまり行わなくなったが、それでも少しずつ筋肉肥大は実現できている。
精神的な問題、モチベーションが続かない
最も対処が難しく、人それぞれで解決方法が難しいのはこちらだ。
その題名の通り、モチベーションが続かない。
前述した身体・物理的な問題を解決すればこちらも自動的に解決されるパターンも多くあるが、モチベーションが続かない原因の多くはトレーニングを行っている時間に隠されている。
このモチベーションに関しては人それぞれなので参考にして、他にも色々と試してみて欲しい。
未来や理想へのイメージが曖昧でハッキリしない
筋肉肥大やダイエットなどの見た目が目的、体力や活力のアップが目的、どちらにしても抽象的で具体的ではない。
加えて実現しているかの判断が全て自分にかかってくるので、自分が今何をしているのか、果たしてこれで合っているのか、わからなくなってモチベーションが続かない。
これの対処法としては、とにかく未来や理想へのイメージを可能な限り具体的に明確にすることだ。
筋肉肥大なら体重を増やした、ダイエットなら体重を減らした、数値の設定が無いなら今すぐ数値に決めて毎日でも体重計に乗る。
見た目が目的ならモデルとする人物を見つけ、その人の美しい身体を毎日眺めてなりたい自分のイメージを作り上げる。
運動不足解消による体力・活力のアップが目的なら、アップした後の自分がどれだけ輝いているかを毎日想像する。
仕事・余暇の充実、打ち込んでいる趣味や活動の目標達成、イメージ出来るあらゆるポジティブな要素を想像し尽くす。
以上、これらを繰り返すことで脳や身体に染み込み、イメージも徐々にリアルになっていき、トレーニングする前にはいつもイメージしてるようにイメージすれば自然とモチベーションが湧く。
重要なのはボンヤリとしたままにしないで、本能に絡めて染み込ませ、ハッキリと見据えてそこに至るまでの計画を立てることだ。ビジネスと同じだ。
トレーニング自体が楽しくない
オーマイガッ、トレーニングが楽しくないなんて、これは人生を損している。
モチベーションが続かないのは、根本的にトレーニングが楽しくないからである。
「楽しい筋トレなんてあるの?」と思うかもしれないが、そりゃトレーニングの最中はキツくてキツくて仕方ない。
ここでいう楽しいというのは、トレーング終了後の充足感だ。
トレーニング後に充足感を得られない理由は2つ。
1つは限界まで追い込みがかけられていないこと。
筋トレは自分の限界を迎えるまでやらないとイマイチ刺激が足りずに筋肉を成長させられないし、終了後の爽快感も欠ける。
これはあなたのトレーニングメニューが甘いというより、思い切りよくトレーニング出来ていないからだ。
始める前に「今日このトレーニングで全ての力を使い果たす」とダンベルに誓い、想像しうる限り、出来うる限り、ガムシャラにやってみると良い。
きっとあっという間に限界を迎え、言葉に表せないほどの充実感に包まれる。
胸筋や腕を鍛える時、私はその後の食事で箸がまともに持てないぐらい追い込んでいる。
そしてもう一つは痛み。
これはストイックな人にありがちだが、痛みを感じながらトレーニングをしているのならば、それは間違っている。
痛いのが当たり前、そんな感覚でやっているのなら故障は目前に迫っている。
痛いのならば無理せず中断し、酷いようであれば整体や整骨院などに行くべきだ。
身体が痛くなる原因としては、負荷が適切でないというのもあるが、初心者の場合は大抵フォームが良くない。
筋トレの最初の期間はフォームを覚えることに徹底すべきで、フォームが良くなければ身体はすぐに痛み、そして筋肉に適切な刺激を与えることができない。
これは勉強しながら、経験しながら、徐々に覚えるしかない。
私も最初の1年は、膝や肘や腰、あらゆる所を痛めた。
痛くても続けていたが途中からこれはダメな事だと思い、悔しい思いをしながら長い休息を取って身体をいたわった。
再開できるようになってからは、行うメニューのフォームを写真や画像などでしっかり確認し、自分も同様のフォームで出来るように微調整をしてきた。
おかげ今は楽しく実りのあるトーニングが出来ている。
勉強とそれを実践する努力が重要
続かないパターンとその対処法は以上になるが、上記のいずれも勉強と実践をより増やすことで必ず解決できる。
これは本格的にトレーニングを始めて感じたことだが、トレーニングは勉強とそれに追随して努力が必要になる。
ただやればいいのではなく、しっかりと考えて試行錯誤しながらやらなければいけない非常に難しいものだ。
これは今でもそうで私は常に勉強不足と実践に悩まされている。
筋力トレーニングはとても何も知らない初心者が、最初から満足する結果を出すことはできないと私は思う。
私も満足に結果が出ているわけではないし、もっと結果を出すにはもっと努力が必要だと思っている。
これは前々から思っていることだが、生活に余裕ができればトレーナーを付けてしっかり打ち込みたい。
人体科学から栄養補給など多岐に渡り学習が必要なこの分野では、 独学で1人で努力するよりもプロに教えてもらい見てもらいながらの方が100%良い結果を手にできる。
教えてもらいさえすれば、1人のトレーニングでもそれは活かせるので、余裕があるならば必ずプロの力に頼って欲しいものだ。