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樋田容疑者でないのに、警察からバイクで逃走し、死亡した。なぜ逃げて、死亡したのか?
【矛盾ポイント】何故、バイクはパトカーから止まらず逃げたのか?
(難易度★)
樋田容疑者でないにも関わらず、パトカーから逃げてる事はおかしいことです。
なぜ逃げてしまい、死亡という最悪の結果になってしまったのでしょうか。
貴方はどのように想像しましたか?
考えてみましょう。
私はこのように想像しました。
↓
1.パトカーに追われると、心当たりがなくても、何となく逃げてしまった。
2.樋田容疑者の関係者だった。
3.ヘルメットをしていなかった。
4.スピードを出し過ぎてしまっていた。
事件の内容
30日午後9時25分ごろ、大阪市西区安治川の市道で、大阪府警のパトカーに追跡されていたバイクがバス停の支柱に衝突しました。
運転していたのは、同市此花区に住む男子高校生(17)。
衝突した際に、全身を強く打ち、搬送先の病院でまもなく死亡した。
何故、パトカーに追われるはめになったのか?
事故1時間前に府警港署に1本の通報が入っております。
同市港区夕凪で「(府警富田林署から逃走した)樋田容疑者と目鼻立ちのよく似た男が、黒のスクーターに乗っていた」と通行人の男性からの連絡を受け、同署のパトカーが捜索を開始しました。
午後9時22分に同区弁天の路上で、通報内容とよく似た黒のミニバイクを発見し、停止を求めたが一方通行を逆走して逃走したため、赤色灯をつけて追跡しました。
【答え】
実は、男子高校生は無免許で、バイクは7月に同署管内で盗まれたものだった。
捕まりたくない一心でバイクはさらに赤信号を無視して逃げたが、最初の発見場所から約1・6キロ離れた市道沿いのバス停の支柱にぶつかり、転倒し死亡してしまった。
これに対して警察の主張は?
同署の新谷欣尚(よしひさ)副署長は「追跡行為は適正だったと考えているが、亡くなられたことは大変残念で、気の毒に思う」とのコメントを出した。
【論議】
不運の重なりによってもたらされた事故
亡くなった男子高校生には気の毒だが、警察の追跡行動は適正だったととれるだろう。
そもそも無免許、盗難でなければ逃げる必要はなかったのだから…。
もし、バイクを盗んでいなかったら?
もし、樋田容疑者に似ていなかったら?
もし、樋田容疑者が逃走などしていなかったら?
いくら後悔しても命は返ってこない。
まだ高校生。物事の分別がつくようになるまでは、しっかり周りの大人のサポートが必要だと改めて気づかされた事故である。
亡くなられたことは非常に残念だが、この事故で通行人が巻き添えにならなかった事が唯一の救いだったのではないだろうか。