平山智加選手、驚異の女性ボートレーサーが出現しました!水上の格闘技と
言われているボートレース。今回は、その厳しいボートレース界で活躍している
女性ボートレーサー、平山智加選手(27歳)のその凄さに迫ってみました。
![hi](https://i2.wp.com/trendy-da.net/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif?ssl=1)
普段はかわいらしい女性なのですが、ボートに乗ると強い強い!
智加さんの現在の賞金ランキング(2013年)は、1587選手中、なんと14位で
女子のトップ!賞金総額、29,913,000円(その時点で)
なぜそんなに凄いのか、その強さの秘密を探ってきました。
ボートレースは、一周600mのコースを3周して着順を競います。
最高時速は80kmにもなる高速での闘いなので一瞬の勝負がスリリング
![hi13](https://i2.wp.com/trendy-da.net/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif?ssl=1)
ですよね。選手たちは、全身を使ってボートを操るため、他のボートと接触したり、
ボートが宙を舞いそうになったり、大事故にもつながりかねない危険な競技!
しかし、そんな危険を伴う競技でも、女性と男性が同じレースで戦うというのが、
このボートレースの一つの特徴かもしれません。
ボートレースでは、レーサーの体重が軽いほどスピードが出て有利と言われています。
女性は、男性と比べて最低体重にハンデがあり、男性は最低体重が50kgなのに対し、
![hi4](https://i2.wp.com/trendy-da.net/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif?ssl=1)
女性は47kg。その最低体重に満たない場合は、重りをのせて調整しなければ
なりません。それでも、女性で活躍できるのは、ほんの一握りの選手だけです。
それは、たとえ体重の面で女性が有利だとしても、それ以外の部分でやはり
男性の方が有利な面があるから。例えば、ボートの整備力。
選手たちは、自分専用のボートを持っているわけではなく、ボート・モーター・プロペラは
レース前日に抽選で貸し出され、それらを自ら整備しなくてはいけません。
この整備力には、男性と女性でどうしても差が出てしまうと言います。
![hi11](https://i2.wp.com/trendy-da.net/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif?ssl=1)
筆者も、機械をいじる女性をあまり見たことがないですが、智加さん自身も
やはり苦手なんだとか。
そして、何より女性にとって不利だという点が、瞬発力や筋力。
時速80kmでターンするとき、水面をはねるボートをコントロールするには、強い筋力
が不可欠です。しかし、智加さんの驚くべきところはここなんです。
女性が不利と言われるこのターンこそが、智加さんの最大の武器!
どんな状況からでも攻める気持ちと不利な筋力を補ってあまりある技術が
![4387½RqÁiìj110001Eq¤ÀèíEO£øê](https://i2.wp.com/trendy-da.net/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif?ssl=1)
あるからこそ勝利があるんですね。
平山智加プロフィールとエピソード
本名:平山智加
![hi1](https://i2.wp.com/trendy-da.net/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif?ssl=1)
国籍 : 日本
出身地:香川県丸亀市
生年月日: 1985年7月13日
身長:157cm
体重 :45kg
血液型:O型
競艇選手情報
所属:香川支部
登録番号 4387
![hi5](https://i2.wp.com/trendy-da.net/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif?ssl=1)
登録期 98期
級別 A1級
特徴 自在
選手実績
デビュー日 2006年5月19日
GI優勝:尼崎60周年・賞金女王決定戦
智加さんがボートレーサーを目指したきっかけは、高校3年、就職に悩んで
いたときのお父さんさんから、「やりたいことがないんだったら、
![hi3](https://i2.wp.com/trendy-da.net/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif?ssl=1)
ボートレーサーはどうか?」と言われたことだとか。
お父さんが娘さんにボートレースを勧めたということに、筆者はとても
驚いたのですが、智加さんはボートレーサーの養成学校へ進み、
厳しい訓練に耐え抜いて無事卒業。そして、智加さんのプロ初勝利は
鮮烈なものでした。プロデビューからわずか4日後のレースで、智加さんは
不利な一番外側からのスタートでしたが、豪快なターンで抜け出し、見事勝利!
![hi14](https://i2.wp.com/trendy-da.net/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif?ssl=1)
その後も順調に勝ち星を重ね、女性レーサーとして初の快挙となる
最優秀新人賞も獲得しました。
そして、私生活でも、同郷の先輩レーサーの福田雅一選手とご結婚されて、
![hi7](https://i2.wp.com/trendy-da.net/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif?ssl=1)
![hi8](https://i2.wp.com/trendy-da.net/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif?ssl=1)
まさに順風満帆のレーサー人生です!
平山智加の賞金女王優勝戦優勝!
スランプからの脱出そして栄光へ
ところが、大きなレースへの出場も増えてきたプロ7年目の去年、パタンと
優勝できなくなってしまったそうです。所謂7年目のスランプですな
そのときは「本当に勝てるのかな」「もうこのまま優勝できないのかな」と
思ったという智加さん。
中でも致命的だったのは、1コースで勝てないこと。1コースは一番手前で
最短距離を回れるため、勝率5割とも言われるほど有利なのですが、
![½RqÁ](https://i2.wp.com/trendy-da.net/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif?ssl=1)
得意だったはずのターンもことごとく失敗し、1コースで勝てない日々がなんと
1年間も続いたそうです。1コースで優勝戦にでるのは、1番優勝に近いので、
1番人気になります。
その1番人気のプレッシャーは相当なものだったと思います。
デビューして何年か、心の中にあった攻めの気持ちが、だんだん薄れてきて
守りのレースになってしまい、慎重になるあまり、消極的になっていったターン。
そんな悪循環が、智加さん本来の才能を閉じ込めてしまっていたのかもしれ
![hoPRPQPThocOOOQSSOOOQOOOOQbnai](https://i2.wp.com/trendy-da.net/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif?ssl=1)
ません。そんな苦しみの中にいるとき、だんなさんから言われた一言が
変わるきっかけになったんだとか。
それは、「“なぜ勝てないんだろう”と考えるのではなく、
“どうやったら勝てるのか”を考えろ」ということ、だったと言うのです。
そして、2013年12月15日、芦屋競艇でとうとう、智加さんがやってくれました!
2013年の総決算とも言うべき最高の舞台で見事優勝!!
![hoPRPQPThocOOOQSQOOOQOOOOQbnai](https://i2.wp.com/trendy-da.net/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif?ssl=1)
しかも、智加さんのボートは1コースからの出走。プレッシャーがかかる
1番人気でした。その大きなプレッシャーを乗り越え、長かったトンネルを
抜けた瞬間ですね。レースの後は、選手たちはみんなで協力してボートを
陸にあげたり、片付けもお互いに手伝うという環境になっているようでした。
そんな中でも、智加さんは一番走ってる。力仕事も多いのですが、
いつでもどこでも走ってる、動いてる。じっとしてるとか、ボーっとしている
という瞬間は一切なかったそうですね。彼女の一所懸命な姿を見ていると、
心から応援したくなる選手だと思いました。
さらに、選手達のレース期間中の生活を紹介しますと、公正を期するため、
![17](https://i2.wp.com/trendy-da.net/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif?ssl=1)
選手たちはレース期間中は選手宿舎に入り、電話もメールも一切ダメ!
しかも1年のうち、合計9カ月間も外の世界と遮断された生活を送るということ
どうしてそういうことができるのか、女性らしいこともしたいでしょと智加さんが
聞かれるとと、
「それがボートレースですから。」と答えていたそうです。
彼女にとって、ボートレースは本当に「天職」なんだなと感じましたね。
最後まで読んで頂き有り難うございます
もし宜しければコメントなど頂ければ
幸いです。