前回、FXを1週間やってみて感じたことを書いた。
そして、それから1ヶ月が経った。
6月最後の週から始めて7月の最初の週で一旦トレードを中止してしまい、計測があやふやになってしまったが、8月は丸々トレードすることができたので6.7.8月を持ってFX歴を約1ヶ月とし、初心者が挑戦してみたらどうなったのかを書こう。
結論を最初に言ってしまうと、有り金を全部溶かしたりとか悲惨な結果になったわけではないが、最初の調子の良さがどこかに行ってしまったようにボロボロに負けてしまった。
1ヶ月後の資産状況
1ヵ月間での損失は8%
最初にスタートしてから1ヶ月後のトータルでの結果を書こう。
-138.71PIPS獲得、損益合計は-1,754.3575。
たった1万円で始めたFXだが、前回の記事を書いてからは1万円増資し原資は2万円に増えている。
なので損失は資金の約8%、1週間の挑戦では+6%だったのに対し、1ヶ月経ったらボロ負けである。
8%という数字は、資金が1万なら800円、10万なら8000円、100万だったら8万円、1000万だったら80万円、と結構な額である。
資金が2万だったからこそ、「ま、1800円ぐらいえっか!」と前向きになれるものの、資金100万円だったら1週間ぐらい暴飲暴食していたと思う。
目標は利益率20%
私の目標は月利20%である。今の現状から見るに、その目標は非常に遠い。
実際やってみて、月利5%を取るのすら厳しい。
調子が良い時は短期間で利益が伸びるものの、短期間でそれ以上の損失を出して、トータルでマイナスになる。1ヶ月やっているとそれを繰り返してしまう。
1トレードの許容損失額を決め、確実に目標に向かって損切りするなど、徹底したリスク管理。
そうやって1トレードずつ損失を少なくし、そして取れる時にどこまで利益を伸ばしていくか、損失を上回る利益をどうやって出していくか。
取れる時こそ戦略的に利益を最大限伸ばしていかなければいけないと感じた。
FXは難しい
負けまくりでボロボロ
決してナメてかかっていたわけではないが、やはりFXは難しい。
最初の1週間、そして6月は割りと調子が良かったものの、7月に入ってからは一転して勝てない。
スキャルピングで損失は減らしていたものの、デイトレードでは損失を出しまくり、資金も精神もボロボロにやられてしまった。
一旦相場から離れ、勉強する期間を設けてから8月に再チャレンジしたが、それでも惨敗を重ねる。
今はまだデイトレードで勝つのは難しい踏み、スキャルピングオンリーに切り替えたがそれはそれで難しく、そちらでも惨敗する。
時間軸が短くなればなるほどトレードで勝つのは難しいと聞き、スキャルピングオンリーをやめてデイトレードとスイングトレードを取り入れていくが、この方針転換で記録的な大敗を重ねる。
などなど、FXは一筋縄ではいかないことを身を持って知った。
材料が分析できない
まず動いて欲しい方向に動いてくれない。これは間違いなく、自分がトレンドを読めていない証拠である。
短期間でどう動いていくのか、それを完璧に理解することはまったくわからなくて当然だが、ある程度はこちらの方向に行きやすいというものはあり、それはニュースや経済指標などを材料に判断していくのだが、それがまったくわからない。
たまに自分でもわかる材料が出てきた時は方向性が掴めたりするので、そういう時は比較的勝率は高いがそういった状況をまったく作れない。
それさえ作ることができれば利益は出てくるのだろうが、これに関しては勉強不足で致し方ない。
自分の得意な形を狙うことがFXの基本勝利である。
じっくり勉強するしかない。
損切りが難しい
これは損切りができないといったわけではなく、どこで損切りするのか、それを見極めるのが非常に難しい。
チャートはまっすぐ素直に突き進まない。
急伸や急落を除いては大抵の場合、上下して波を作りながらある方向に進んでいく。
損失を最大限に減らすとして損切り幅が小さいと、その上下の波に引っかかってしまい、本来なら取れるはずだった利益を逃してしまうといったケースが出てくる。
だからといって広めにしてしまえば、1トレードあたりの損失は大きくなり、トータルでの利益を削ることになってしまう。
もちろん損切り幅だけはなく、ポジションを立てるタイミングなどでも工夫することは可能だが、いつもいつもグッドタイミングでポジションを立てることなど不可能だ。
この損切り幅を自分のトレード手法と照らし合わせ、良い具合に見極めるにはまだまだ時間がかかりそう。
道のりは険しい
この「FXを初心者が〇〇間やった結果」シリーズでは出来るだけ前向きなことを書きたかったものの、今回はボロ負けしてしまったということで反省を書き連ねてしまった。
この負けを受け止めることが一番大切なことである。
今回の負けはたまたまだ!と思ってしまうと成長はしない。
事実無根
負けの根拠となる事実がわかっていなければ、負け続ける。
もちろん、まだ心は折れていない。むしろ、確かな闘志がジワジワと湧いてきているぐらいだ。利益率20%まではまだまだ遠いが、達成できるようにもっと努力していきたい所存である。