フォルフェウスという卓球ロボットをご存知でしょうか?
フォルフェウスは、オムロンが開発した卓球ロボットで、リオデジャネイロ五輪で男子卓球シングルスで銅メダルを獲得した水谷隼選手もその実力に驚いたということです。
フォルフェウスと48回もラリーを続けることができたということですし、少し手を抜いて打ったスマッシュも返球されるレベルまで到達しているのだとか。
水谷隼選手はもう少し進化すれば、一人で卓球ロボット相手に練習もできそうだという評価をしていますし、もしフォルフェウスに負けることがあれば自腹で購入したいとも発言しています。これ価格はいくらなの?ということで調べてみました。
フォルフェウスとのラリー動画も合わせて紹介しますね!
フォルフェウスの価格(値段)は?
フォルフェウスの特設ページがオムロンのホームページの中にありましたが、特にフォルフェウスの価格(値段)について、記載されていませんでした。
水谷隼選手は、もしフォルフェウスに負けるようなことがあれば、自腹で購入すると言っていましたが、フォルフェウスは現在も進化の途中であり、製品として開発して販売するという段階ではなさそうです。
ラリー動画や実力がヤバい!
フォルフェウスは2013年に登場しましたが、その後も進化を続けています。登場した当初は、サーブはできなかったのですが、現在はサーブできるように改良されています。
ちなみにギネスにも認定されており、ギネスワールドレコーズからは、「このような素晴らしい日本の匠を、世界中の人々に伝えられることを大変嬉しく思います。」とコメントをもらっているようです。
さて、このフォルフェウスの姿からはどうやってボールを打ち返すのかわかりませんよね。こちらが水谷隼選手とのラリー動画です。
すごいですね~。見た感じだと水谷隼選手の本気にはまだまだ及ばない感じではありますが、卓球を始めた初心者や中級者にとっては、練習相手として十分ではないでしょうか?
フォルフェウスはシェークハンドなんですね(笑)あくまでもこのフォルフェウスは、ラリー用という感じなので、もし水谷隼選手と試合をしたのなら、余裕で水谷隼選手が勝つでしょうね。
今後、進化を続けて、一流選手と互角に戦えるようなレベルまできわめてほしいと思います。戦型も攻撃型だけでなく、カットマンとかにも設定出来たら面白いですね。
フォルフェウスの仕組みは?
実は私は中学校、高校と卓球部に所属していました。高校の時は、卓球マシンもありましたが、こんな打ち返してラリーを続けるロボットではありませんでしたね。
最初にボールを飛ばす方向を定めて、何回も同じ場所に飛ばしたり、右と左に交互にボールを飛ばしてフットワークの練習ができました。また、ボールに回転をかけることもでき、中学校の時は卓球マシンがなかったので、初めて使ってみたときは、すげー!と思ったものですが、時代は変わるものですね。
フォルフェウスに比べたら打ち返すことはできませんし、しょぼいです(笑)ただ、回転は人が回転をかけるより、強烈にかかっていた気がします。
さて、水谷隼選手と50回近くもラリーを続けることができたフォルフェウスの仕組みはどうなっているのでしょうか?
フォルフェウスは、人間の目と同じように、ボールを立体的に認識でき、1秒間に80回の速さでボールをとらえています。さらに、相手の身体の骨格情報もとらえており、プレイヤーの特徴も認識できるということです。
これはAI機能によるもので、人の動きやボールの動きをセンサーでとらえ、初心者か、上手いプレイヤーであるかも認識できます。
1秒間に80回の速さでボールをとらえており、ボールの速度や回転を割り出し、軌道を予測することもできます。その情報から瞬時に計算され、軌道上の打ちやすい位置にラケットを動かし、返球することができます。
ボールをとらえる速さは1秒間に80回ですが、フォルフェウスがラケットを振るタイミングや方向等は、1/1000秒単位で制御されており、返球される位置の誤差は±10cmです。
フォルフェウスについて、もっと詳しく知りたいのなら、こちらのサイトに特設ページがありますから、見てみてください。
まとめ
- オムロンの卓球ロボット「フォルフェウス」は、まだ進化の途中で、販売されているモノではない。
- 水谷隼選手とラリーを50回近く続けることができた。
- フォルフェウスは、AIも搭載しており、相手が初心者なのか上級者か判断もできる。
いかがでしたか?
まだプロレベルの人がガチで相手はできませんが、卓球を始めたばかりの人が毎日この卓球ロボット相手にやってたらかなりうまくなるんじゃないですか?
返球される位置も誤差が小さいですから打ち返しやすいですしね。今後の進化も非常に楽しみですね。