猫はかわいいですが、野良猫が増えすぎるのも問題ですよね。野良猫が増えるということは、餌があるということ。おそらく野良猫に餌をやっている人がいるんでしょうね。
実は、私も昔、毎日家に来る野良猫がいて、餌をあげていたことがあります。そのいつも来る猫が仲間を呼んできて5匹も連れてきたこともありました(笑)
その少し後からパッタリと野良猫たちは姿を見せなくなりました。丁度そのぐらいの頃、回覧板で「猫の糞害に憤慨しています。」とかダジャレかよ!という感じですが、あったんですよね。
おそらくその野良猫たちは処分されてしまったのでしょう・・・。本当にパッタリと来なくなりましたから。
こういった野良猫たちは、どうやって捕獲されるのでしょう?そして、保健所の猫の年間処分数はどれぐらいなのでしょうか?また、猫を保健所からもらうことはできるのでしょうか?調べてみました。
目次
保健所で猫をもらうことはできるのか?

ペットショップでは猫高いですよね。10万円以上するものも多いです。別に雑種でいいから猫飼いたい!けどペットショップは高いし・・・。
そう思って、猫を保健所からもらうことはできるのか?と気になっている人もいるようです。結論から言うと、保健所から猫を引き取ることはできます。
保健所によるようですが、どんな種類の猫が欲しいのか要望を聞いてくれるところもあり、希望する猫がやってきたら連絡をくれるということもあるようです。
間違っても保健所から引き取った猫をまた保健所に・・・なんてことはないようにしてくださいね。
野良猫駆除の捕獲方法は?

野良猫駆除目的の捕獲はどうやっているのでしょうか?個人で勝手に野良猫を捕獲して駆除してはいけないと思われている人も多いですが、猫を傷めつけたり、殺したりするのが禁止されているのであって、そういった行為をしなければOKなのだそうです。
ホームセンター等には、猫の捕獲器も売られていますので、そういったもので、猫を捕獲した後、保健所に持って行くのはOKです。
↓こういった捕獲器ですね。

うちに来ていた猫も誰かがこうしたもので捕獲して保健所に持って行ったんでしょうかね。餌をやっていた自分にも責任はありますが、ちょっとかわいそうではありますね・・・。
保健所の年間の猫殺処分数は?

年間の猫の殺処分数は、平成26年度で、79,745匹です。このうち1割ぐらいが、飼い主から引き取りされた猫です。
飼い主の勝手な都合により、飼えなくなったというものです。引っ越し先が動物を飼えないからとか、子供が飽きてしまったとか、とんでもない理由も多いです。
また、殺処分される猫の6割ぐらいが仔猫です。猫は一度に10匹近くも産まれることもありますからね。ただ、昔に比べると、現在の殺処分数は年々減ってきてはいます。
10年以上前は、現在の3倍も殺処分されていました。こちらの表をご覧ください。

引用:環境省HP
上の表でも分かりますが、返還されたり、譲渡されたりする数が年々増えていることも影響してそうです。
猫が殺処分されないためには?

日本は殺処分大国と言われています。猫が殺処分されないためにはどうすればよいのでしょうか?実は、ドイツでは、なんと殺処分ゼロを達成しています。これは猫だけの話ではありません。
ドイツではペットの生体販売が禁止されており、ペットを飼うには、保護施設から迎えるしか方法がないのです。さらに、誰でもペットを迎えることができるわけではありません。入念な審査を通過して、初めて迎えることができるのです。
こうしたことが影響して殺処分ゼロを達成しているのです。
最期まで面倒を看る決意が必要
大げさかもしれませんが、猫に限らずペットは、最後まで面倒を看る決意が必要です。日本ではペットショップはビジネスとしてありますし、お金さえ出せば軽い感覚で入手できてしまいます。
ペットを飼うのなら責任を持って、一生世話をする決意が必要です。ペットも人間同様、歳をとると、病気にかかりやすくもなりますし、寝たきりになる可能性もあります。
そういったことをきちんと考え、飼ってください!ということです。
避妊去勢手術をする
また、避妊去勢手術をすることも重要です。先ほども言いましたが、猫は10匹近く子供を産むこともあります。これら仔猫たちを全て自分で飼うのは難しいでしょうし、引き取り手も全て見つからないこともあるでしょう。
そうなると、捨てたりして、そのほとんどが病気や事故、そして、殺処分されて不幸な最期を迎えることになります。つまり、避妊去勢手術をせずに仔猫が大量に産まれて、いい人に拾われるだろう等と安易な考えで捨てることは、殺すことと同じなのです。
保健所に持って行かない
何らかの理由によって、飼えなくなってしまっても保健所に持って行ってはいけません。先ほどの表でも分かる通り、引き取られた8割以上が殺処分されます。
保健所に持って行ったら殺処分されると思ってください。
里親を探す努力をしましょう。現在ではネットの掲示板やSNS等もありますから、そういったものを利用するのも手です。
まとめ
- 保健所で猫を引き取りすることは可能。
- 年間の猫の殺処分数は、平成26年度で約8万匹。
- 猫の捕獲器はホームセンター等でも販売されており、駆除に使われている。