しばらく運転していないと、バッテリーが上がることがありますよね。(特に冬。)私は、土日ぐらいしか運転しないので、約2週間運転していなかったとき、バッテリーが上がってしまったことがあります。
気になるのが、バッテリーがフル充電されるには、エンジンをかけてどれぐらいの時間がかかるのかということ。また、走行していなくてもアイドリング状態で放置しているだけでもOKなのでしょうか?
調べてまとめてみました。
目次
フル充電に必要な充電時間は?
しばらく運転していない以外にも、ルームランプの消し忘れによってバッテリーが上がってしまっていたということはよく聞きますね。
すぐにバッテリーが上がった状態から回復し、エンジンがかかる状態にするには、救援車両を呼び、バッテリー同士を接続して電気を分けてもらい充電する方法があります。(ジャンピングスタート)
こちらの動画が分かりやすいですので、一度ご覧になってみてください。
ジャンピングスタートは、とりあえずエンジンをかけられる状態まで救援車両のバッテリーで充電する方法ですので、ここからさらに走行して充電し、次のエンジン始動に問題ない状態まで充電する必要があります。
30分~1時間ぐらい走行すると、次のエンジン始動に問題ない状態まで充電されますが、フル充電にはほど遠い状態です。
充電器でゆっくり充電した場合、バッテリーの状態にもよりますが、約10時間でフル充電されます。走行中の充電は、急速充電ですので、フル充電まで、そこまでかかりません。約2~3時間の走行でフル充電されます。
本来であれば、充電器でゆっくり時間をかけて充電することが、バッテリーにとっても良いのですが、出先でバッテリーを上げてしまったら仕方ないですよね。時間もかかりますし・・・。
走行せずアイドリングでも充電されるか?
バッテリーは、走行せずにアイドリング状態でも充電されます。ただし、走行した場合と比較すると、エンジンの回転数も低いので、充電は長めに行う必要があります。
アイドリング状態で充電する際に気を付けたいのが、エアコン、オーディオ、テレビ、ライト等電力を消費するものをオフにした状態で行うことです。
アイドリング状態での充電は、騒音や排ガスで近隣に迷惑をかけることにもなりますので、おすすめはできない方法です。走行したほうが早く充電できますし、ガソリンも無駄になりませんね。
一度バッテリーを上げたら交換したほうが良い?
バッテリーを一度上げてしまったら、交換したほうが良いと聞いたことはありませんか?確かに車のバッテリーは、過放電状態に非常に弱いです。
そのため、バッテリー上がりによって寿命が大幅に縮まったことには間違いないです。ただし、バッテリー上がりを起こして、必ず交換したほうが良いかというと、そうではありません。
例えば、買い替えて大して期間が経過していないバッテリーで、ルームライトの消し忘れによってバッテリー上がりを起こしてしまった場合、これは交換は不要でしょう。
一方、2年~3年経過しているなら、これは間違いなく交換したほうが良いでしょうね。もし、再度バッテリー上がりを起こしてしまい、ジャンピングスタートのためにチャージしてくれる救援車両がある場所である保証はありませんからね。
ジャンプスターターがあれば救援車両なしでジャンピングスタートを行える!
上で言ったように、チャージしてくれる救援車両がある場所で、必ずバッテリー上がりを起こすとは限りません。
急なバッテリー上がりが起こらないか不安な人は、ジャンプスターターを持っておくと安心です。これを常に車に置いておけば、バッテリー上がりを自分一人で、すぐ対処できます。
値段も5,000円程度で買えるものから出ており、高くはありません。スマホの充電もできるので一石二鳥です。
まとめ
- 車のバッテリーは、充電器でゆっくり充電するのが負担をかけず良いとされている。
- 充電器でゆっくりフル充電した場合、約10時間かかる。
- 車を走行して充電した場合は、約2~3時間かかる。
- 走行せずにアイドリング状態でも充電することはできるが、走行するよりエンジンの回転数も低く時間がかかる。また、騒音・排ガスが出ることを考えると、走行しての充電のほうが良い。
- 車のバッテリーは過放電に非常に弱く、バッテリー上がりは寿命を大幅に縮めることになる。
- バッテリーを交換してから2年以上経過していて、バッテリー上がりを起こした場合は、交換したほうが良い。
- ジャンプスターターを車載しておけば、自分一人でバッテリー上がりを対処できる。