みんな一度は飲んでことがあるであろう、とてつもない美味しさを誇るバナナミルク。
私は体調不良の時、主に食欲不振、吐き気、胃痛が酷い時にお世話になっている。
朝9時から夜中までの労働Weekdayを送り時間がなくてしんどい時も、このバナナミルクのおかげで栄養を欠かすことなく生活が出来ている。
今回はそんなバナナミルクマスターの私が、3分で出来る超簡単な作り方、苦行を続ける会社員(社畜)にとってどれくらい栄養補給に適しているのか、この2点を解説していく。
フラフラする、目眩がする、体力切れを感じる、そんな栄養不足な会社員はぜひ読んでほしい。
目次
バナナミルクを3分で作る方法
- バナナ1本
- 牛乳250ml
- 砂糖大さじ一杯
- 氷を二粒
- ミキサー
用意する食材と機材はこれだけ。
バナナミルクはミキサーで混ぜるだけなのでどんな調理をするかは大体想像が付くと思う。ただ美味しさを求めてナンボなので、美味しくするコツとともに説明していこう。
ミキサーに材料を入れていく
まずはメインのバナナを細かく千切って入れていく。
わざわざ包丁で切らなくても良いが親指大ぐらいに千切ってかないと、高性能ミキサーじゃない限り飲みやすいぐらいの大きさにならない。
次は牛乳を250ml入れて、そしたら氷を2粒ほど入れるのだがアイス感が好きなら氷は増やしても良い。
バナナを常温で管理してるなら冷たく美味しくなり、冷たさも持続してくれる。
バナナ、牛乳、氷、そしたら最後に砂糖を大さじ一杯。
これもお好みで増やしたり減らしたりして良い。
細かくミキサーをかけていく
そして最後にして1番の重大なポイントだ。
それはミキサーをずっとかけ続けるのではなく、細かく何回も止めて掛けてを繰り返すこと。
バナナはねっとりして切断しづらい果物なので、掛けてバナナ達が上まで上がったら止めて下まで降ろし、確実にミキサーの刃で切る。
大体、10回ほど掛けて止めてを繰り返してバナナミルクは完成だ。
完成図はこんな感じでこのグラスだと大体2杯分ほどの量を作れる。
やってもらえばわかるが本当に簡単に作れる。
それも3分という会社員には嬉しい短い時間で。
バナナ、牛乳ともに泡立っていて口当たりはなめらか。
一気に飲むと空気でお腹が膨れるので気になる人は気泡をマドラーで潰してから飲むといいだろう。
バナナミルクは栄養補給に適している
なんとなく大して栄養価や優れた効能が無さそうなバナナミルクだが、実は栄養補給にピッタリなジュースである。
こんなに素晴らしい飲み物が身近に存在していたのかと思うほど会社員にとってありがたい食物である。
バナナの良いところを全て紹介し始めると長くなってしまうので、忙しい会社員にとって栄養補給の面からどれだけ頼もしい味方かわかるように抜粋して説明しよう。
カロリーを抑えて効率良く多くのエネルギーを取れる
果物は基本的にカロリーは低いがそれはバナナも同様。
1本あたりのカロリーは約85カロリー。
これは同じ質量で比べた際、おにぎりやパンよりも低い値となる。
またバナナと対をなす牛乳も実は低カロリーで、100カロリーあたりの栄養素が高い。
バナナミルクは非常に甘いが思っているよりもカロリーは抑えられるので、体型を気にしてる人でも気軽に飲める。
加えてバナナから摂取できる糖質は質が良く多く、そしてバランスが取れている。
ブドウ糖、果糖、ショ糖を代表として様々な糖質を取れるのだが、バナナの糖質は吸収が早いものと遅いもの、どちらもバランス良く含まれている。
つまり食べた直後から素早くエネルギーを吸収することができ、かつジワジワと吸収することが可能。
素早い補給と持続性のある補給ができる優れもの。
ちなみに身近でこういった食材は滅多にない。
また配分はバナナに敵わないものの牛乳もご存知のように糖質を多く含んでいるので、ダブルでの補給は効果が高い。
スポーツ選手が試合前にバナナを食べるのは、試合序盤と終盤に必要なエネルギーをバナナ1つで補給できるからだ。
スポーツ選手だけでなくトレーニーもトレーニング前後に補給して、トレーニング中の筋肉分解を抑えたり、トレーニングに必要な栄養素を摂取できる。
私もスノーボードの試験や大会の時はササッと毎回食べているし、トレーニングに励んでいる時も前後や休息日によく食べている。
バナナは何も身体を動かす時だけに有効に働く食べ物ではない。
軽度の肉体労働と知的労働を行う会社員にとっても有効だ、特にバナナミルクは。
通勤前に素早くエネルギーを補給して午前の仕事を捗らせ、疲れてくる午後の仕事も集中力を維持することができる。
また果物に含まれている糖質は血糖値を急激に上げないので、食後のボーっとした感覚や倦怠感も回避できる。
生活やプライベート、仕事や勉強と区分けすることなく、活動に必要な糖質をバランス良く効率良く、そして多く摂取できるのだ。
身体を作る多種多様なアミノ酸を摂取できる
よくアミノ酸が大事だと言われるが、どれだけ大事かピンと来ない人もいると思う。
アミノ酸の重要性を語るにはまずタンパク質から説明しなくてはならない。
私達の身体を作る上で1番大事なものがタンパク質である。
肌、筋肉、髪、爪などあらゆるものはタンパク質から作られている。
身体を鍛えているアスリートやトレーニーがタンパク質を最も補給しなくてはならないのが、これが理由だ。
アミノ酸はタンパク質を構成する物質の1つで、効果はタンパク質と似たようなものだがアミノ酸はどちらかというと補助的な役割を担う。
プロテインやタンパク質を多く含む、卵、納豆、などの食べ物と同時に摂取することによって、タンパク質を効率良く伝達し、血肉の一部へと変えていく際に重要な役割を担っているのがアミノ酸とも言える。
トレーニーがプロテインとは別にアミノ酸のサプリを飲んでいるのは、タンパク質をアミノ酸とセット摂取するのが良いと理解しているから。
アミノ酸にも色々と種類があるが、バナナはその内かなり多くの種類のアミノ酸を含んでいる。
アスリートの身体作りで要とされているバリン・ロイシン・イソロイシンはもちろん、身体にとって必要なアミノ酸を合計で18種類、合わせて約820mgも含有しているのだ。
アミノ酸を多く含む果物として他にもあるが、その中でもバナナは安価で身近にそして手軽に購入できる果物なので、総合面でバナナは圧勝に近い。
我々は日々細胞が息絶え、そして新しい細胞が生まれている。
そんな人間にとってタンパク質の摂取は必ず必要で、タンパク質を効率良く身体に変えなければならない。
これはアスリートだけでなく、大人から子供、そしてデスクワーカーや肉体労働に関係なく重要な話だ。
誰であっても常に消耗している。
磨り減った分を補給しなくては消耗していくだけだ。プロテインは乳製品を分解して作っているため、牛乳には多くのタンパク質が含まれている。
牛乳でタンパク質を確保量を増やし、バナナのアミノ酸で効率良く吸収する。
この2つをセットにするバナナミルクは強力な味方だ。
参考リンク
カラダに嬉しいアミノ酸・BCAAの効果まとめ | POWER PRODUCTION MAGAZINE(パワープロダクションマガジン)
プロテインバナナミルクもオススメ
私がよくやってるアレンジの1つで、バナナミルクにプロテインを混ぜるというもの。
タンパク質の補給がメインだがプロテインにはタンパク質以外にも多く栄養素が配合されている。
アスリートの面から見てもプロテインを混ぜるのは魅力的だが、会社員の面から見てもプロテインを混ぜるのにメリットがある。
これはプロテインを飲んでみなければわからない話だが、プロテインを飲んでいるのといないのとでは体調に差が出るし、持久力・体力にも差が出る。
私のように身体が疲労で弱っている人ならこれはありがたい話で、ササッとそして美味しく飲め、タンパク質不足を補いながら栄養素を多く摂取できるので本当にオススメしたい。
またここまで来ると昼食としても適してくるので、ダイエットを行っている女性の昼食としてもオススメだ。
代謝を助け疲労を回復&軽減するビタミンB群が豊富
糖質、アミノ酸、ビタミンBと来ると頭が痛くなってくるが、ビタミンB群は我々にとってすごく身近な存在だ。
ビタミンBも身体を作る上で大切な存在で主にタンパク質や糖質の代謝を助け、身体(臓器)の疲労回復そして軽減、風邪などの病気予防、等々大層な役目負っている。
しかし、重要な割に摂取不足になりやすい。
実際、ビタミンBは多くの食べ物に含まれているが、調理の過程で失われることが多く、過労のピークを迎えるのではないかとされる現代社会人は満足に補給できていないのが実情だ。
確実に補給するにはそのまま生のものを食べるのが1番だとされているが、この忙しい現代で気軽に生のままで食べれる物は少ない。
あったとしてもとても高いか、買いに行くのにも時間がかかる。
休日ならばスーパーで買い物する時間があるので良いが、仕事終わりが日付越えてやってくるような多忙を極める人間に平日に摂取することは難しい。
そこで加熱しないバナナミルクの登場というわけだ。
バナナはビタミンB群が他の果物より多く配合されており、特にビタミンB6は3〜6倍近くの差をつけるほど群を抜いている。
そして牛乳もビタミンBに加え、ビタミンC.D.E.K、レチノールやカロテン、ナイアシンやパントテン酸、葉酸など様々なビタミンを取れる。
バナナミルクはホットで飲もうとしない限り、調理過程に加熱する工程はないのでこれらビタミンを失わずに摂取できる。
ストレスで弱った胃と腸を支えてくれる
人間の臓器の中で胃と腸はストレスに非常に弱い。
外部や内部のストレスの影響を強く受け、悪い形で表面化しやすい臓器だ。
私も過労のストレスで胃を壊し、2ヵ月もまともに食事が取れないせいで15キロ近く痩せ、胃痛と吐き気の不快感が収まらないことがあった。
あらゆる病気にストレスを引っ張り出すのはどうかと思うが、胃と腸だけは本当にストレスでやられやすい。
私と同様の経験をしたことがある人は多いはずだし、日本の生産性が変わらない以上は今後も出てくるだろう。
そんな激務な会社員の胃と腸をバナナミルクはそっと優しく、かつ強力に守ってくれる。
まず胃の防衛と回復の役割を担う葉酸。
葉酸は消化を促進してくれるビタミンの1種で、消化機能が強化してくれるので胃が弱ってる状態の時や消化しにくい食べ物の消化を助けてくれる。
仕事終わりにエネルギーを求めて脂っこい食事をついつい食べすぎてしまう人や、それが連日のように続いて胃が弱ってる人も多いはずだ。
バナナ、牛乳ともに多く配合されており、セットにすることによってこの葉酸を多く摂取できるので、そんな人達はバナナミルクに救われるはずだ。
次に腸だが、これを助けてくれるのはお馴染み食物繊維。
食物繊維に関しては有名なので言うまでもないが、コレステロールや不要な水分などの腸の中身を掃除し排泄の促進してくれる。
これによって便秘の予防と改善を手助けするのだが、なんとバナナはレタスと同等の食物繊維を含有している。
私も食事に偏りが出たり、引きずるストレスを受けると便秘になりやすい。
私は軽度で気にならないレベルだが、これ以上に苦労している人は多いだろう。野菜を十分に摂れない社畜には嬉しい。
ストレスに耐性を付けてくれるバナナ
バナナはストレスから胃と腸以外にも支えてくれる。
仕事で多大なストレスを受けると精神的に荒れて夜も中々寝付けないことがあるが、バナナに多く含まれているトリプトファンは神経を落ち着かせ睡眠を促してくれるので、夕食後のデザートにピッタリだ。
ちなみに果物の中でトリプトファンをまともなレベルで含んでいるのはバナナだけ。それも桁違いに含んでいる。
それとワインと同じくバナナもポリフェノールを含んでおり、ストレスで増えた活性酸素を減らす抗酸化物質を補給できる。
活性酸素はガンの原因の1つなので必要以上は減らしたい。
仕事終わりのご褒美に美味しいバナナで優雅にワインを一杯引っ掛けるというのは、ストレス解消において2つの意味で乙な一時だろう。
バナナミルクは天然エナジードリンク
ここまでバナナミルクの効果を読んで飲みたくならなかった人はきっとおるまい。
作り方と効能を見てもらってわかっただろうが、手軽に作れて栄養補給に優れたドリンクだ。
私自身がバナナミルクを好物にしているのを差し引いても、月間200時間以上の労働の最中、本当に助けられてきた。感謝さえしている。
私のように激務で疲労が溜まっているのに栄養補給できない人も現代には多いだろう。
もちろん、余裕があって身体作りに励んでいる人だとかそういった人達にもオススメだが、私と同じような境遇の人にこそぜひ飲んで恩恵に預かって欲しい。
合う合わないも出て来るだろうが、きっとあなたを助けてくれる。
バナナは他の果物と同じく身体を冷やしてくれる作用があるので、夕食後の一杯で睡眠をしやすくする。
暑い夏なら特にクーラードリンクとして最適だ。
だがそんな効能を無くしてもバナナミルクは甘くて美味しい。小腹が空いた時に一杯、楽しい時間に一杯、どんな飲み方でも幸せをくれる。
参考リンク
第1回 牛乳・乳製品の栄養素って、すごい!|知ってミルク|食を知る|明治の食育|株式会社 明治