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幼児の便秘解消方法!原因は食生活とストレス?

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便秘と言えば大人、特に腹筋の弱い女性がなりやすいというイメージがありますが、実は小さな幼児も便秘になりやすいということをご存知でしょうか。

中には5日以上も排便がないケースもあるほどですし、ひどい場合にはお腹を痛がって救急車で運ばれてしまうことも…。

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そこで今回は、1歳半を過ぎた当たりからの幼児に見られる【便秘】が起こる原因や、解消する方法を見ていきたいと思います。

それでは早速見ていきましょう!

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幼児の便秘の原因は何?

幼児の場合は自分の症状をはっきり説明できないことも多いので、両親が便秘の原因を知って適切な解消法を実践してあげることが大切です。

そもそもなぜ幼児にこのような症状が出てしまうのでしょうか?

主な原因としては、

  • 偏った食事や水分不足
  • 腹筋や肛門周りの筋肉が未熟
  • 精神的なストレス

となることが多くなります。

偏った食生活や水分不足

離乳食を終えてある程度色々なものを食べられるようになる幼児期になると、お肉や油物など高カロリーな食生活をさせてしまいがちになります。

しかし、幼児の腸はまだまだ大人に比べると、消化能力も低くしっかりと食べ物を消化することができません。

水分不足も便秘の大きな要因となる場合がありますので、こまめに水分を与えることが大切です。

腹筋や肛門周りの筋肉が未熟

先ほどもお伝えしましたが、幼児の腸や筋肉は大人に比べるとまだまだ未発達な状態です。

排便するための機能がスムーズに働かず、便を押し出す力が弱いという点も原因となっていることが多いです。

精神的なストレス

大人と同じく精神的なストレスによって、スムーズな排便が阻害されてしまうこともあります。

特にオムツを外してトイレトレーニングを始めた時期の子に多く見られます。

トイレトレーニングを始めると、だいたい子供は失敗して床に漏らしたりしてしまいます。

これを繰り返されると親はついつい叱ってしまいがちですが、そうすると子供は叱られるのが怖くなったり「トイレトイレ」と言われるのがストレスになり、便意を感じても我慢してしまうようになるのです。

排便する場合には、副交感神経というリラックスを司る神経がうまく働いておく必要があるのですが、ストレスが溜まって体が緊張状態に陥ってしまうと、副交感神経より体の興奮を促す交感神経が優位に立ってしまいます。

こうなると落ち着いて排便することができなくなり、身体の中に溜めこんでしまうようになるのです。

生活リズムの変化がきっかけとなる場合も

また、トイレトレーニングが順調に終わっていたとしても、幼稚園や小学校に新しく入ったのを機にうまく排便できなくなることもあります。

集団行動の中では自分の好きな時にトイレに行けないことも多く、生活リズムも変化することで子供に大きなストレスがかかってしまうのです。

幼児の便秘を解消する2つのポイント

排便に対するストレスを和らげてあげましょう

このような原因によって幼児の便秘が進んでしまうため、症状を解消させるためにはできるだけストレスを減らしてリラックスさせてあげることが重要となります。

ストレスを減らすには、トイレトレーニング中であればやはり叱らないことが一番です。

大好きな母親に叱られてしまうことは、小さな子供にとって本当につらい経験なのです。

親としてはそんなに酷く叱ったつもりが無くても、子どもは心に傷を負ってストレスをため込んでしまうことになります。

このため、トイレトレーニングで失敗しても決して叱らず、反対に成功した時は過剰なほど褒めてあげるようにしましょう。

どうしても親が失敗にイライラしてしまうようなら一旦トレーニングは中止して、もう少し大きくなってから再開するのも一つの方法です。

どんなに遅くても小学校に入るまでには必ずオムツは外れるので、焦らずのんびりした気持ちで取り組みましょう。

こうすることで子供もストレスから解放され、排便が順調にできるようになります。

幼児の食生活を改善してあげよう

ストレスが特に無いのに排便ができない場合、食生活に問題がある可能性もあります。

排便が滞ってしまう場合、1日の水分量が足りていないことがあります。

腸の中の便は、十分な水分が無いとカチカチに固まってしまい、蠕動運動(ぜんどううんどう)※1によって運ばれなくなってしまいます。

※1…腸が収縮・弛緩をくり返して、腸内にある食べ物(便)を肛門まで運ぶ動きのこと

1日当たり体重1kgに対して90から100ml程度の水分を必ず摂取させ、便の材料が腸の中をスムーズに移動できる状態にしてあげましょう。

食物繊維を積極的に摂取させてあげてみて

また、排便には食物繊維も欠かせません。

食物繊維は腸に届くと周囲の水分を吸収して膨らみ、腸を刺激して蠕動運動(ぜんどううんどう)を促します。

もし食物繊維が不足していれば、いくら便が溜まっていても容積が足りずに腸が刺激されず、スムーズに排出されなくなってしまいます。

食物繊維はイモやゴボウ、キャベツなどの野菜に豊富に含まれているため、日ごろから食事メニューに入れておくことが大切です。

食物繊維には不溶性と水溶性の2種類が存在しており、両方をバランスよく摂取することが大切です。

水溶性の食物繊維は海藻やこんにゃく、果物などに豊富に含まれているので、積極的に食べるようにしましょう。

善玉菌で腸内環境を改善しよう

また、腸内環境をよくするために善玉菌を増やしてあげるのも効果的です。

腸の中には善玉菌と悪玉菌が存在しており、悪玉菌が多くなってしまうと排便がうまくいかなくなったり、下痢になってしまいます。

ヨーグルトや乳製品などに多く含まれるビフィズス菌が善玉菌に該当するので、毎日食べると良いでしょう。

ビフィズス菌のエサとなるオリゴ糖を摂取すると善玉菌も爆発的に増えて腸内環境が改善されていくので、オリゴ糖が豊富なバナナなどをおやつ代わりに食べるのもおすすめです。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回ご紹介した『幼児の便秘の原因』のように、幼児の便秘には主に食生活・未熟な消化器官・ストレスの3つが大きく影響を与えています。

何日も排便が無く辛そうにしている場合は、まずは『ストレスの緩和』と『食生活の見直し』を意識してあげるだけで、薬に頼ることなく解消させることができます。

日頃から子供の様子に注意しておき、本格的な便秘になってしまう前にこれらの対策を行っておくようにしましょう。

 

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