美容・健康

出産後・授乳中の乾燥肌を改善!肌荒れ・かゆみのスキンケア対策

出産を機に肌質が変わったと感じたり、乾燥しやすくなったと感じているママさんは多いと思います。

「日々の育児におわれていて、ふと鏡を見てると肌荒れがひどい。」

「産後の肌がガサガサで、よく乾燥する。」

「すぐ湿疹がでてくるようになって、痒みがひどい。」

「今まで無かったシミやシワが目立つようになった。」

「肌荒れを抑えるために薬を使いたいけど、授乳中だし…。」

などなど、肌トラブルの悩みは多いですよね。

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そこで今回は、出産後や授乳中の時期に崩れやすいお肌環境の改善方法や、肌荒れの原因について見ていきたいと思います。

それでは早速見ていきましょう!

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出産後に「ハッ」と気付く!産後の肌の状態は?

出産後に気付く産後の肌の状態について

妊娠・出産は、女性にとって大きな変化を受け入れなければいけない大切な時です。

妊娠直後から始まる、体調の変化はホルモンバランスが深く関わっていることはよく知られていますが、このホルモンバランスの変化は出産後も続き、様々な影響を私たちに与えます。

例えば、妊娠中から肌の乾燥に悩まされるのもよくある症状ですが、出産後や授乳中の時期になっても乾燥肌に悩まされ、かゆみや肌荒れが収まらないということもよくあります。

では、出産という一大仕事を乗り越えられたママさんの『お肌の状態』は、一体どのようになっているのでしょうか?

個人差はありますが、下記のような症状が出ることが多くなります。

敏感肌/乾燥肌・カサつき

先ほど少し触れましたが、出産後はお肌がカサカサしがちになり、乾燥肌で白い粉を吹いてしまうことも。

また、お肌の乾燥によって肌のバリア機能が低下し、敏感肌に。

特に乾燥は、シワやほうれい線の原因となりやすくなります。

多いのが、化粧水がしみたり、今まで使っていた化粧品が合わなくなったり…。

それは乾燥肌がエスカレートし、お肌が刺激に敏感になっている為に起きます。

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ニキビ・湿疹などの吹き出物/赤み・かゆみ

お肌の乾燥や敏感肌と同時に、ニキビや湿疹などの吹き出物が目立ってきてしまうケースもあります。

旦那さんや友人に、お肌の状態を指摘されるママさんも少なくないようです。

今まで使っていた化粧品やスキンケアアイテムがお肌に合わなくなって、赤みやかゆみといったトラブルを引き起こすことも。

シミ・そばかすの増加

妊娠中には、メラニン色素が増加します。

この働きによって、シミやそばかすが目立つようになる場合があります。

乳首・乳輪・脇の下・外陰部(性器周り)・おへその下(正中線)などの黒ずみ

先ほどのシミやそばかすと同様、お肌の黒ずみはメラニン色素の増加が関係しています。

もともとメラニン色素を多く保持している乳首・乳輪、脇の下・外陰部、おへその下は特に色が濃くなります。

これらは、妊娠・出産を機に黒ずんできた場合は、時間と共にある程度までは自然と薄くなる傾向にありますが、ケアを怠り油断していると黒ずみが改善されないことも。

妊娠線

妊娠線もお肌トラブルの一つ。

『肉割れ』とも言われる現象と同じ原理で、真皮層と皮下組織が急激に大きくなったお腹の大きさについていけず、裂けてしまう現象です。

妊娠線のケアはとても難しいとされていて、悩んでいるママさんはとても多いです。

妊娠線が気になる!薄くする方法と隠す方法をまとめてみた

放置していると老け顔に?出産後の肌荒れ・乾燥肌・かゆみ等の肌トラブルの原因

放置していると老け顔に?出産後の肌荒れ・乾燥肌などの肌トラブルの原因

出産を経験されたママさんは、多くの場合は上記でご紹介した症状に覚えがあるんじゃないですか?

カサカサなお肌、湿疹や皮膚炎による痒み、角質層がダメージを受けてお肌が敏感に…。

実は、このような症状を放置してしまっていると、実際の年齢より『老け顔』になってしまう可能性が!

特にシワが出来やすい状態が続くと、産前には無かったホウレイ線が産後にあらわれることも。

出産後のお肌には、一体どのようなことが起こっているのでしょうか?

産後や授乳期に荒れるお肌や、乾燥肌などの肌トラブルの原因について見ていきます。

ホルモンバランスの乱れ

まずは、ホルモンバランスの乱れからお肌の調子が乱れてしまう事が挙げられます。

妊娠中には、プロゲステロン(黄体ホルモン)やエストロゲン(卵胞ホルモン)などの女性ホルモンの分泌が活発になっているのですが、出産と同時に急激に減少します。

この急なホルモンバランスの変化によって、ママさんのカラダには様々な影響が症状として表れます。

そのうちの1つが『肌荒れや乾燥肌などの肌トラブル』ということなんですね。

また敏感肌になることで、湿疹や皮膚炎を起こしやすく、強い痒みに襲われることもあります。

睡眠不足

出産を終えると次にやってくるのが『授乳』、新生児~乳幼児期は夜中の授乳が必須と言えますよね。

夜泣きで赤ちゃんが起きてしまいますと、もちろんママさんも起こされてしまい、十分な睡眠をとることは出来なくなり睡眠不足になりがち…。

健康なお肌を保つ為には、やっぱりしっかりと質の高い睡眠が必要となりますので、どうしてもお肌には悪影響となり、肌荒れが起きやすくなります。

栄養不足

妊娠中は多くの栄養素を胎児の発育のために、どんどん消費されていたような状態です。

さらに、産後になってからも『授乳』によって母体の栄養を赤ちゃんに与えるので、母体に残る栄養が十分ではないことが多くなります。

すると、ママさんの身体の表面的な部分である『お肌』から影響を受けやすく、肌荒れなどのトラブルの原因に。

水分不足

水分不足も肌環境に大きく影響します。

出産後に乱れるホルモンバランスによって、お肌の潤いを保つ力が弱まります。

特に授乳期には赤ちゃんにおっぱいをあげますので、母体の水分は常に不足しがちな状態です。

水分不足になると、お肌に潤いがなくなってしまい、乾燥肌やかゆみなどの原因となります。

疲労・ストレス

出産にはとても大きな疲労が伴います。

ですので、しばらくは疲労感や悪露が続いたり、赤ちゃんの夜泣きや慣れない育児に奮闘したりと、ストレスが溜まりやすくなります。

疲労やストレスは、肌のバリア機能・免疫機能を低下させてしまい、敏感肌や大人ニキビ、湿疹による痒みなどの原因に繋がります。

便秘

産前・産後によく聞くトラブルとして、『便秘』で悩むママさんは多いです。

便秘状態ということは、老廃物が体内に溜まってしまっている状態ということになりますよね。

お肌の新陳代謝であるターンオーバーを上手くおこなう為には、栄養や酸素が必要になりますが、老廃物が溜まった状態ですと、腸で増えた悪玉菌が血流に流れ込み、お肌の健康に悪影響を及ぼします。

便秘になると、肌の張りやツヤが無くなったり、ニキビ、肌荒れ、くすみなどのお肌のトラブルが起きがちなもの。これは自律神経の働きが悪くなり、皮膚の血行が悪くなるためだからと言われています。また、便秘でお腹の中に何日も便をため込んでしまうと、腸の中で便の腐敗が進み、悪玉菌が大量に増え、有害物質が発生します。この有害物質は腸から吸収され、血液中に溶け込み、全身に到達します。この毒素も、肌荒れの要因。

引用元:ロート製薬

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スキンケア対策と肌荒れの改善方法

効果的なスキンケア方法と肌荒れ対策

お肌がガサガサだったり乾燥肌などで『肌バリア機能を失う』と、お肌が生まれ変わる力『ターンオーバー』が乱れてしまい、年齢を感じさせるシワ・シミの原因となります。

また、『潤いを自ら作り出す力』と『潤いをお肌に保つ力』が出産後には低下しがち。

これによって『老け顔』街道まっしぐらになってしまうわけなんですね。

育児がひと段落した時に、自分の顔を見て愕然としてしまわない為にも、下記でご紹介する『スキンケア対策』をしっかりと行い、肌質を改善するようにしていきましょう!

スキンケア対策1)クリームなどでしっかり保湿

出産後の肌トラブルで多いのが、乾燥肌によるかゆみです。

特におなか周りや腰、ふとももなどが粉が吹いたように乾燥し、強いかゆみが出て眠れないといったこともあります。

乾燥肌対策にはやはり保湿ケアが一番ですので、化粧水や保湿クリームを全体にたっぷり塗るようにするとかゆみが収まります。

入浴後は特に水分が蒸発するのと合わせて肌の水分も奪われていきますので、必ずクリームを塗るようにしてください。

何かと抱っこしたり、授乳をするなどで赤ちゃんの肌に触れることも考えられますので、なるべく刺激の少ない保湿クリームでスキンケアを行うようにしましょう。

赤ちゃん用の保湿クリームでも問題ありませんし、妊娠専用のクリームが余っていたらそれを使うと無駄にならずに済みます。

[aside type=”normal”]ここがポイント!

お肌が乾燥した状態にならないように、普段から化粧水や保湿クリームで対処して、お肌の潤いを改善しよう![/aside]

スキンケア対策2)バランスの良い食事・水分補給

出産後は育児に追われ、食事も簡単にすませてしまったり食事を抜いてしまったりなど、自分自身のことはおろそかになりがち…。

出産・授乳などで栄養が不足しがちになっているので、バランスのとれた食事から栄養を摂取する事が重要になります。

栄養を摂取しないと、健康な肌を作り出すことは出来ません。

また、こまめな水分も必要です。

肌荒れの原因ともなる便秘・お肌の乾燥などは、水分をしっかりと補給することでスキンケアに繋がります。

腸内環境をよくする食品と合わせて、水分をしっかり補給することでお通じが良くなりますので、意識してみて下さい。

綺麗な肌を手に入れる為には、体内に溜まった老廃物をきちんと体外に排出させるようにしましょう。

[aside type=”normal”]ここがポイント!

健康で綺麗なお肌を作るためには、栄養補給と水分補給は必須![/aside]

スキンケア対策3)睡眠時間を十分に確保する

出産後の育児に追われるママさんは、特に睡眠時間が少なく毎日眠たい状態が続いていると思います。

愛する子供を育てるためには仕方のないことですが、睡眠不足も肌荒れの原因の1つとなります。

「赤ちゃんが寝ている間に、まとめて家事をやってしまおう!」

と思ってしまいますが、たまには家事をおろそかにしてしまっても問題ありません。

赤ちゃんが眠っているとついあれこれやりたくなってしまいますが、ここはぐっとこらえて赤ちゃんと一緒にお昼寝するのも良いアイデアです。

[aside type=”normal”]ここがポイント!

お肌が作られるのは睡眠している時間です。旦那様にも協力してもらい、なるべく睡眠できる時間をとるようにしましょう![/aside]

スキンケア対策4)紫外線はなるべく避ける

あまり意識されていないスキンケアとして、『紫外線を避ける』ことが挙げられます。

紫外線は、シミやシワの原因となりますので、UVカット機能のある日焼け止めクリームなどを活用して、長時間無防備な状態で紫外線を浴びることがないようにしましょう。

シミができると紫外線対策が重要だと気づきますが、見逃しがちなのが、紫外線により発生する活性酸素の影響です。活性酸素は肌細胞を傷つけ、シミやシワのもとになります。

引用元:全薬工業株式会社

特に出産後のお肌はとっても敏感になっていますので、紫外線にも弱い状態になっています。

室内でも紫外線対策をすることが好ましいですが、子育て中はスキンケアになかなか時間を割けませんので、外出時だけでも簡単な『紫外線対策』をしておくようにしましょう。

[aside type=”normal”]ここがポイント!

出産後のお肌は紫外線にも敏感です。UVカットの効能がある日よけクリームなどで、シミやシワなど肌年齢の老化に繋がる紫外線を避けるようにしましょう![/aside]

スキンケア対策5)亜鉛やビタミンを摂取する

健康的な美肌を手に入れるためには、亜鉛やビタミン類の摂取は必須となります。

亜鉛はお肌の新陳代謝に必要となり、ビタミン類は活性酸素の働きを抑えたり、潤いを保つなどの効果が期待できます。

摂取してほしいビタミンには、

  • ビタミンA
  • ビタミンB群
  • ビタミンC
  • ビタミンE

などがあります。

肌荒れなどのトラブルを改善してくれる重要な栄養素となりますので、なるべく普段の食生活のなかで取り入れて下さい。

[aside type=”normal”]ここがポイント!

ミネラル・ビタミンの肌への役割はとても大きいです。亜鉛・ビタミン類を積極的に摂取するようにしましょう![/aside]

スキンケア対策6)お肌への刺激を避ける

出産後のママさんのお肌はとても敏感だとお伝えしましたが、摩擦や刺激の強い化粧品によってもダメ―ジを受けてしまいます。

出産前には問題のなかった化粧品やスキンケア用品でも、出産と同時にお肌にしみたり、ひどい肌荒れを起こす原因となることも…。

また、ナイーブになっている肌環境の時に、摩擦や化粧によって強い刺激を与え続けると、シミや黒ずみになりやすくなります。

お肌への負担軽減のためにも、出産後しばらくはお化粧を避けるようにすると良いでしょう。

[aside type=”normal”]ここがポイント!

お肌への負担が大きい刺激の強い化粧品の使用や、摩擦による刺激に気を付けましょう![/aside]

スキンケア対策7)ストレスを溜めこまない

ストレス解消はもちろん、ストレスをためない努力も必要です。

ストレスが肌機能を低下させてしまいますので、なるべくストレスから解放されるようにしたいですね。

自分一人で何もかもやろうとせずに、周りの人に助けを求めたり、たまには手抜きをして外食するなどの気分転換ができる余裕を持ちましょう。

肌荒れが起こると気分も滅入ってしまい、それが新たなストレスとなってしまうことにもなります。

今はホルモンのバランスが崩れているから仕方ないと気長に構えることもポイントです。

[aside type=”normal”]ここがポイント!

家事や育児を全て自分でやろうとせず、周りに協力してもらうなど、ストレス軽減に努めてみましょう![/aside]

自分の判断で塗り薬の使用はやめましょう

どうしても我慢ができないようなかゆみや湿疹、顔中に吹き出物ができてしまったなど、明らかに普段と違う症状が出た場合には、かかりつけのクリニックや皮膚科に相談に行きましょう。

その時には授乳中であることを伝えれば、赤ちゃんにも影響のない薬を処方してもらえるはずです。

塗り薬などにも赤ちゃんによくないとされる成分が入っていることもあります。

手持ちの薬や、薬局などで手に入れたものはなるべく使わず、必ずお医者さんに処方されたものを使うようにしてください。

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塗り薬以外にも、ハーブや漢方なども妊娠中や授乳中には避けたいものもあります。授乳中は特に赤ちゃんに影響がないかどうか、事前に調べてから飲むようにしましょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

規則正しい生活や食生活、十分な睡眠とストレスフリーな生活、これができればどんなスキンケアよりも効果的なことはだれが見ても明らかなのですが、実践するとなるととても難しいことです。

赤ちゃんがいればなおさら、自分一人の時間は皆無に等しく、化粧水さえつける時間がないといった日もあるくらいです。

しかし、必ず赤ちゃんは大きくなりますし、ホルモンバランスが元に戻ればトラブルも少なくなります。

大事なのは今ある肌トラブルを悪化させて、肌年齢の老化の進行を後々まで響かせないことです。

湿疹やかゆみをかきむしったり、吹き出物をつぶしてしまったりすると痕になってしまう可能性も。

美しいお肌を取り戻すためにも、産後の肌トラブルを放ったらかしにしてしまわず、正しいスキンケア対策でお肌の状態を改善するようにしましょう!

かわいい赤ちゃんとの生活、大変なこともありますが、日々の成長を見られることは自分のこと以上に嬉しいものです。

子育てを楽しみながら、いつまでもきれいなお母さんでいたいものですね。

 

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