吃音症(きつおんしょう=どもり)。
「お、お、おはよう」、「おーーーはよう」「お、、・・・」など言葉に詰まってしまったりスムーズに会話が出来なくなる病気のこと。
ある日突然発症することもあり、徐々に症状が悪化してくる場合もあります。
「我が子が最近どもっていて心配っ!(>_<)」というママ、一緒に吃音(どもり)について学んでみましょう☆
目次
子どもがどもるのはなにが原因?
「どもり」は様々な原因が考えられていて2歳から5歳位に始まる子がほとんどです。
この時期に現れるどもりを「発達性吃音」と言います。
生まれつき脳の障害を持っていたり、てんかん発作などが原因
発達障害だったり、てんかんがあったりすると吃音になりやすくなります。
遺伝的要因
パパやママに吃音があると50%の確率で子供も発症します。
この場合パパやママ自身が先に治療を受けることをおススメします。
生まれ持った性格や資質の遺伝
・繊細
・感受性が高い
・緊張しやすい
・真面目
・聞き分けがよいなどストレスを感じやすい性格。
このような性格の子の場合、パパママのどちらかの性格に似ているのではないでしょうか?
環境の変化
・家族が増えた(妹や弟の誕生)
・保育園や幼稚園への入園などで環境が変わった
・ママが他の大人(ママ友達)との付き合いに夢中で話を聞いてもらえない時など
強い不安や緊張などのストレス
幼い頃に強い緊張や不安などストレスを与えられた場合、発症しやすくなります。
しつけが厳し過ぎたり、過剰な期待をかけすぎている場合など。
周りの人の真似をする
身近な人に吃音症の人がいると子供は真似します。
真似しているうちに吃音になる場合があります。
話し方を指摘された
まだ言葉の習得期であるこの時期に吃音を指摘されると「どもること→いけないこと」と思ってしまい、吃音がひどくなってしまう事があります。
口腔機能がまだ未発達だったり、喋ることが楽しくて気持ちが先走ってしまう
この時期は言葉の爆発期でたくさんの言葉をインプット(蓄積)し、アウトプット(話す)しようとしますが、舌や喉などの口腔機能の発達がまだ追いつかず、上手くしゃべれなかったり、気持ちが先走ってしまいどもってしまうことがあります。
このケースは発達の早い子にみられるそうです。
どもりはなおる?対処法は?
まず、どもるようになった原因を探してみましょう。
最近、お子さんの周りで何か変わったことなどありませんか?
子供はプレッシャーやストレスを感じていて許容量を超えているのかも知れません(>_<)
家庭で気を付けたいポイントですが、発達性吃音の場合は一過性の場合が多いので・・・
・吃音が出ていても指摘せず、矯正したりは絶対にしないこと。
・ママや周りの人が吃音に対して神経質になりすぎず、ありのままでいいことを認めてあげること。
・リラックスして話せる環境を心がけて作ってあげること。
・子供のペースで、ママが途中で話を遮らず最後まで話を聞いてあげること。
・会話をする時は焦らせないように、ゆっくりとした口調で会話をすること。
どもりを指摘したり矯正してしまうと話すことが怖くなったり、吃音が悪化して口を閉ざしてしまいます。
どもりを直すためにはどもりを意識せずに話すことが重要です☆
どもりは医者に相談するべき?
吃音は幼児期に治療することが一番治りやすいので、専門の言語聴覚士のいる医療機関で治療を受けることをおススメします☆
最寄りの子育てに関する行政機関やかかりつけ医に相談して病院を紹介してもらうのもいいと思います。
発達性吃音の場合、多くの子は治りますが2、3割の子は適切な治療を受けず放置していると年齢が上がるにつれ症状が固定化してしまいます。
「吃音かも?」と思ったら診察を先延ばしせず、医療機関で診察を受けさせてあげましょう(^_-)-☆
吃音かもと思い込んでいたら実は難聴だったり、てんかんによる発作だったりする場合もあるので症状に気づいた時には早めに受診してください☆