1歳児

1歳児の食事量はどのくらいが適量?満腹中枢の発達は?

健診時などに保健師さんから「だいたいこれくらい」という指導を受ける人は多いと思いますが、実際子供が食べている量と比較するとどうでしょう??

うちの子って食べ過ぎ?
うちの子は全然食べてくれない…。

子どもによってもママの悩みはそれぞれですよね。

1歳児の食事量の適量ってどれくらいなのか。
食べすぎな気がするけど肥満とか大丈夫なの?

そんな悩みを抱えるママのために、1歳児の食事量についてまとめてみました!!

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1歳児の満腹中枢について

満腹中枢とは満腹を感じるための器官で、脳の視床下部という場所にある器官のことです。

満腹中枢について

人が食事をすると血糖値が上昇します。
この血糖値の上昇を感知して、これ以上エネルギーが必要でないと判断したら食事にストップをかけるのが満腹中枢の働きです。

空腹中枢について

満腹中枢と反対の働きをもつのが、同じ視床下部にある空腹中枢です。
空腹中枢は血糖値が下がったことを感知して、エネルギー量が足りていないことを知らせて食事を取るように促す働きを持っています。

生物にとってこの満腹中枢と空腹中枢はとても大切な器官で、空腹中枢が破壊された場合は拒食に、満腹中枢を破壊された場合は過食になるということが実験でも分かっているんです!

そんな大切な器官である満腹中枢なのですが、実はこの器官は生まれた時からしっかりと働いてくれるわけじゃないのです…。

生まれたばかりの赤ちゃんは満腹中枢がまだ未熟で、完成するのはだいたい1歳半くらいだと言われています!!

なので1歳くらいの子どもだと、与えられたら与えられた分だけ食べてしまうことも珍しくないんです。

我が家の子供たちも、何度か食べ過ぎて吐いてしまった経験があります(苦笑)

大人からしたら自分が満腹かどうか分からないなんて不思議な感覚ですよね。

そんなわけなので、まだ満腹中枢が未熟な1歳児には、パパやママが食事の量を調節してあげる必要があるんです!!

1歳児の食事の適量

親が調節する必要があると言われても、実際どれくらいの量が適量なのか分からない…なんてママも多いはず!

食べ物の種類別に、適量を具体的な数字を出してまとめたので参考にしてみてください!
(1回の食事での量を示しています)

主食

  • 白米…80g
  • パン…8枚切なら1枚
  • うどん…35g

野菜

  • 根菜、葉物合わせて50gまで

肉/魚

  • 約20gまで(大さじ1弱=20g)
  • 魚の切り身なら1/5切れ

その他

  • 豆腐…50g
  • 全卵…2/3まで
  • 乳製品…100g
  • 牛乳…30~50ml

1~2歳児の1日の摂取カロリーは、男児で1000kcal、女児で900kcalと推奨されています。

が、普段から料理をする人ならわかりますが、いちいち計算なんてしていられないですよね!!
ズボラなので私なんて特に無理です!!

上記はあくまで目安であって、そんなに食べられない子も中にはいると思います。
それはそれで私は全然いいと思います!

あまりにも食べなくてガリガリだし、日中も顔色が悪いとかなら問題ですが、そうじゃなく1日機嫌よく遊んで夜しっかり眠っているようなら、それがその子の適量なんだと気楽に構えて大丈夫ですよ♪

反対に食べ過ぎで心配…という人は次の項目を参考にしてみてください!!

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どのくらいまで食べさせて平気?

子どもによっては、上記で示した適量では足りなくてもっと食べたがるという子もいるかと思います。

我が家の下の子がまさにこんな感じでして…(苦笑)
上の子の食べ残しまで欲しがる始末で、これ以上食べたら肥満になるんじゃ…なんて心配もしていました。

最初にも書きましたが、1歳頃ではまだ満腹中枢は未熟で、大人のように食事量をコントロールすることが出来ません。

たまにだったり、少しくらいなら適量よりも多く食べてしまっても問題はないと思いますが、毎回だと心配になってしまいますよね。

でも、だからと言って食べたがる子供から食べ物を取り上げるのは体力的にも精神的にも大変です。
我が子もしょっちゅう泣きわめいていて、食事の時間が憂鬱になったこともありました。

そんな経験を踏まえて、食べ過ぎな子供を抱えるママにとっておきの方法を伝授しちゃいます!!

それは、適当なところで強制的に「ごちそうさま」をさせること!!
もし泣きわめくようなら、おもちゃやテレビなどで気を紛らわしてあげると、子どもはあっさりと食事のことなんか忘れてくれます!

まぁここまでするのが一苦労なのですが…(苦笑)

それでもダメなら、食べた分体を動かすようにしてみましょう!!
多めに摂取したカロリーは運動で消費!!まさにダイエットですね(笑)

もしかしたら、食事の前にたくさん走り回ってお腹が空いていたのかもしれません。
子どもの普段の様子を観察しながら食事の量を調節するのもママの仕事です。
大変だとは思いますが頑張って!!

手づかみで食べている子は、スプーンやフォークを持たせて食べさせてみるのもいいですよ!

初めのうちは手づかみで食べるよりもうまく食べられなくて、食べる量が一時的ではありますが減る場合もあります。

スプーンやフォークが上手に使えるようになるころには満腹中枢も完成している頃なので、食べ過ぎるなんてこともなくなってきますよ♪

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