『赤ちゃんのアレルギーが起こりやすい食べ物は?症状は?』の記事でも紹介したとおり、卵アレルギーは赤ちゃんのアレルギーの中でも最もメジャーなアレルギーです!
でも、なんでたくさんある食べ物のうち、卵がアレルギーを引き起こしやすい食材何でしょう??
卵アレルギーの原因って何?
卵アレルギー特有の症状ってあるの?
などなど、卵アレルギーの疑問について調べてみました!!
赤ちゃんの卵アレルギーの原因
そもそも、赤ちゃんは消化器官が未熟なためにアレルギーを発症しやすいというのは以前の記事でも紹介したと思います。
以前の記事はこちら
[nlink url=” http://hagukomi.com/1145.html”]
でもなんで赤ちゃんは卵アレルギーになりやすいのでしょうか??
調べてみたところ、卵の白身に答えがありました!!
卵の白身はタンパク質でできていて、これがアレルゲンとなって赤ちゃんのアレルギーを発症しているんです!!
白身にはオボアルブミンというたんぱく質と、オボムコイドというたんぱく質が含まれていて、この2つが主にアレルギーの原因になってるようです。
- オボアルブミン
⇒体内で悪さをしてアトピーを引き起こす - オボムコイド
⇒加熱しても消化酵素でも物質が壊れることはなく、アレルギーを起こす性質を失わない厄介なやつ
オボムコイドがなぜ厄介化と言うと、普通タンパク質は熱や酵素によって分解されたり性質が変わったりするものなのですが、このオボムコイドというタンパク質は熱にも酵素にも強く、なかなか性質が変わってくれません。
なので、赤ちゃんが卵(白身)を食べるとまだ未熟な消化器官が、熱や消化酵素で分解されなかったオボムコイドを有害な物質と認識して過剰な免疫反応を引き起こしてしまうんです。
赤ちゃんの卵アレルギーの症状
卵に限らず食物アレルギーの場合には発疹と痒みが全身にみられることがほとんどです。
更に、卵アレルギーの場合には、卵アレルギー特有の症状がみられるようになるので、以下の症状が出た場合には卵アレルギーを疑ったほうがいいでしょう!!
- 貨幣状湿疹
コインみたいに大きな湿疹で、強い痒みをともなう - ストロフルス
じんましんによく似た症状で、強い痒みをともなう
湿疹の大きさは小豆粒~粟粒ほど
卵アレルギーは成長したら治る?
卵アレルギーは赤ちゃんによく見られるアレルギーですが、そのほとんどが3歳までに治ることが多いんです!!
赤ちゃんの頃はアレルギー反応が出ていたけれど、成長するとともに消化機能も発達してきて、卵を有害な物質ではないと判断できるようになってくるんだそうです。
卵アレルギーと診断されて、小さい頃から除去食を強いられてきた赤ちゃんでも、成長するとともに少しずつ食べられるようになってきます。
そう言えば、我が家の上の子も、1歳までは卵を控えるように言われていましたが、1歳を過ぎたあたりから徐々に卵を与えても大丈夫なようになってきました。
5歳になった今では、好きな料理は卵焼き!と豪語するほどに(笑)
アレルギーは個人差があるため、卵アレルギーの子が全員、成長すれば卵を食べられるようになるとは断言できないですが、重度の卵アレルギーと診断された子でも、小学校に入学する頃くらいから、徐々に卵を食べられるようになったという報告が多いです。
卵は色々な料理に使われる食材なので、除去食を作るのは大変で心が折れそうになる時もありますが、成長と共に良くなってくるものだと考えると、ママの気持ちも少しは軽くなるのではないでしょうか!