赤ちゃんの肌はスベスベのもっちもちですが、生後1ヶ月~2ヶ月くらいになってくるとポツポツと顔に発疹が目立ってくる子もいますよね。
いわゆる乳児湿疹と言うやつなのですが、それと同じような症状なのがアトピーです!
乳児湿疹とアトピーは全然違いますが、それを見分けるのはなかなか難しいんです…(>_<)
そこで今回は、アトピーと乳児湿疹の違いについてまとめてみました!!
アトピー性皮膚炎とは?
そもそもアトピーとはどういったものなのでしょう??
アトピーの正式名称は“アトピー性皮膚炎”といって、大雑把に言ってしまえばアレルギー反応で起こる皮膚の炎症のことを言います。
アトピーは良くなったり悪くなったりを繰り返し、かゆみを伴う湿疹で、皮膚のバリア機能が弱い人に多くみられるそうです。
赤ちゃんがアトピーになりやすいというのは、そういった理由からだったんですね!
また、アトピーはギリシャ語で『場所が不特定』という意味をもつ『atopos』や『奇妙な』という意味の『atopia』が語源になっています。
赤ちゃんのアトピーと湿疹の違い
赤ちゃんの顔に湿疹が出てしまった時、アトピーなのか乳児湿疹なのかが気になりますよね。
乳児湿疹には接触性皮膚炎と脂漏性皮膚炎の2種類があって、そのうちアトピーの症状によく似ているのが脂漏性皮膚炎です。
乳児湿疹はほとんどの赤ちゃんがなる皮膚炎なのでさほど心配することはありませんが、万が一アトピーだったら…という不安は拭えませんよね。
そんなわけなので、アトピーと乳児湿疹(ここでは脂漏性皮膚炎)の違いについてまとめました!!
脂漏性湿疹の場合
・赤い湿疹のところに白い皮脂がついている
・白や黄色っぽいかさぶたが出来る
・白いフケが出る
・頭(特に生え際)から顔にかけて出る
・半年前後で症状が落ち着くことがほとんど
アトピーの場合
・赤くじゅくじゅくした湿疹
・耳の付け根や手足の関節の裏側、顔に多く見られる
・痒みをともなう
・1歳半~2歳くらいまでに改善する赤ちゃんが多い
以上のまとめから、傍から見ただけではアトピーと湿疹を見分けるのは難しそうです…。
ただ、乳児湿疹はほとんどの場合痒みがないけれど、アトピーは激しい痒みをともなうので、赤ちゃんが痒がっているかどうかがポイントになりそうですね!
アトピーと湿疹の見分け方
『赤ちゃんはいつからアトピーになる?初期症状は?』や『赤ちゃんのアトピー!症状の特徴は?原因はなに?』の記事でも書いた通り、乳児湿疹とアトピーを見分けるのはとても難しいんです(>_<)
が、上でも挙げたように乳児湿疹との違いがはっきりとしているものもあるんです!
それは…
- 良くなったり悪くなったりを繰り返す
- 痒みがある
- 2~6ヶ月以上症状が続く
この3つです!!
上記の症状が見られた場合はアトピーの可能性が高いのですぐに病院で診察を受けてくださいね!!
赤ちゃんの頃は乳児湿疹とアトピーを見分けるのがお医者さんでも難しいことなので、自己判断はせず、不安に思ったらすぐに受診!くらいに思っていた方が良さそうです。