多くの新生児にみられる新生児黄疸。
一般的に生まれて2日目位から出始めて、長くても数週間で自然に落ち着いてきます。
しかし、血液中のビリルビンの値が高すぎてしまったり下がらない場合は治療が必要になります(>_<)。
治療が必要と診断された場合、どんな治療を赤ちゃんが受けるのか詳しくみていきましょう☆
新生児黄疸の光線治療とは?
通常、出産した病院で退院するまでの間にビリルビンの値を測る検査を行い、新生児黄疸が出ているかどうか診断をします。
新生児黄疸と判断される基準に使われる血液中の「ビリルビン」の値。
この値が高くなると皮膚や目が黄色っぽくなります。
「生理的黄疸」の場合は産まれてから2~3日目頃に黄疸が出始め、血液中のビリルビン値は生後4~6日にピークを迎え徐々に減っていきます。
多くの赤ちゃんは黄疸が出始めてから1週間~長くても10日前後で自然に治まるので心配はいりません(^_^)。
ビリルビン値が異常に高かったり、黄疸の症状がなかなか治まらない場合は「病的黄疸」と診断され、経過観察や治療が必要になります(>_<)。
退院日までに新生児黄疸が基準値まで治まらない場合にも行われる場合もあります。
ビリルビン値を下げる方法として光線治療という治療が行われます。
光線治療とは・・・
赤ちゃんにアイマスクをつけて保育器の中でオムツだけの裸の状態にし目以外の皮膚に青や緑色の特殊な光線を当ててビリルビンを水に溶けやすくする治療方法です。
「日焼けサロン」のような機械に赤ちゃんを寝かせている姿を想像してもらえると理解しやすいと思います(^_^)。
光線治療の方法は蛍光灯やLEDなどの光を保育器の天井から照射させる方法や赤ちゃんに光透過性の服を着せて背中側から照射するベット型の方法などがあります。
ビリルビンは日光や蛍光灯の光に当たると血液中の濃度が減少することがわかっています。
特殊な光を24時間連続で体に当てることによってビリルビンが水に溶けて肝臓や腎臓からの排出スピードが高まり、ビリルビンの値が下がります。
1回で数値が下がらない場合でも、何度か光線治療を繰り返すことで徐々に下がっていきます。
治療後、採血をしてビリルビンの値が下がっていれば、治療は終わりです。
光線治療で効果がみられない場合は全身の血液を全て置き換える交換輸血が行われます。
費用はどのくらいかかる?
黄疸の治療費・・・いくらかかるのか気になりますよね(>_<)。
治療を受けた期間や病院によっても金額は変わると思いますが、2万円~高い人で17万円っていう金額になった人もいるみたいです。
「そんなの金額払えないよぉ~(+o+)」って思ってしまいますが、健康保険に赤ちゃんを加入させると後からお金が戻ってきます!
なので心配は要らないです♪
赤ちゃんの保険証がまだない場合は、その分の医療費が無保険なので100%負担になります。
だから高額になってしまうのです(*_*)。
赤ちゃんが生まれて病院から出生証明書を受け取ったらパパに市区町村の窓口に行ってもらい出生届をまず提出してもらいましょう。
出生届を出したら赤ちゃんをすぐに健康保険に加入させましょう。
健康保険証が発行されたら市区町村の窓口で乳幼児医療費助成の申請をします。
申請をすると保険証の紙がもらえ30%を自治体が負担してくれることになります。
そして次回から病院に赤ちゃんが受診する時にこの乳幼児医療証+健康保険証を持参すると医療費が無料になります。
健康保険証+乳幼児医療証が手元に届いたら退院した後にでも見せることで差額分を返金してもらえます。
この制度は所得制限などの条件があるので詳しくは住んでいる市区町村の担当窓口に問い合わせてみてくださいね。
黄疸治療で入院が長引いたとしてもかかる費用はミルク代やオムツ代など治療以外にかかる料金だけで済みます。
先輩ママの体験談
新生児黄疸は治療が必要な場合と、経過観察で心配の要らない場合があります。
もしも治療が必要になった場合は、主治医の先生の指示に従い、心配なことや気になることがあれば先生や看護師さんに聞きましょう。
退院したあとに黄疸が強くなった場合、出産した病院に受診して診てもらってくださいね(^_^)。
光線治療中は、病室で一緒に過ごせなかったり、治療が長引くと赤ちゃんだけ入院期間が長くなることがありますが治ったら一緒に過ごせるので治療を温かく見守ってあげましょう♪