多くの赤ちゃんに症状が現われる新生児黄疸。
黄疸が出てしまうとママはビックリして、とても不安にもなりますよね(>_<)
どうして新生児黄疸になってしまうのか?
新生児黄疸ってどんな症状が出てしまうのかを一緒に考えてみましょう(^_-)
目次
新生児黄疸ってなに?原因は?
お腹の中にいた頃は臍帯を通してママから酸素を取り入れるために血液中の赤血球の数が多くなっています。
なので生まれたばかりの赤ちゃんは生理的に多血の状態です。
ママのお腹の中から出てきた後は自分で呼吸を始めます。
胎児の頃はたくさん必要だった赤血球は自分で呼吸できるようになると分解されます。
この分解される時に血液中のビリルビンが大量に作られます。
一時的に大量に作られたビリルビンを処理しなければならないのですが、生まれたばかりの赤ちゃんは機能が未熟なためにビリルビンが体内に溜まり過ぎてしまい黄疸が出てしまうのです(>_<)
黄疸というのはビリルビンという黄色い色素です。
ビリルビンが基準値よりも増えてしまうと身体が黄色っぽくなってしまうのです。
新生児黄疸は新生児の90%に起きます。
新生児黄疸が起きる原因として考えられるのは・・・
・生理的黄疸
・母乳性黄疸
・血液型不適合黄疸
・閉鎖性黄疸
などです。
新生児黄疸の症状と期間
生理的黄疸・・・
生後2,3日目から出始め、1~2週間前後で徐々に治まっていきます。
生理的な自然現象なので特に心配はいりません。
母乳性黄疸・・・
完全母乳で育っている赤ちゃんにみられ、母乳に含まれる女性ホルモンによってビリルビンの処理が遅れてしまい、長引いてしまうことがあります。
母乳性黄疸は1~2か月位経つと赤ちゃんの成長にともなって徐々に収まっていくので特に治療もなく心配はいりません。
多くの新生児黄疸は、経過をみながら適切な治療を受けることで治まります。
早期発見、早期治療することで重篤な症状になるのを防げます(^_^)。
注意が必要な場合
生理的黄疸や母乳性黄疸は特に心配はいりませんが注意が必要な黄疸もあります。
血液型不適合黄疸
・ママと赤ちゃんのABO型の血液型が異なる場合
・ママがRhマイナスの血液型で赤ちゃんがRhプラスの血液型の場合
この場合は胎児の頃からすでに始まっていて生まれてすぐに黄疸が強く出てしまいます(>_<)。
光線療法や全身の血液を入れ替える交換輸血など適切な治療を受けることで、黄疸を治すことができるので安心してください(^_-)。
閉鎖性黄疸
胆道閉鎖症とも呼ばれ、肝臓と十二指腸を結ぶ胆道が閉鎖していることで起きてしまう黄疸です。
黄疸が10日経っても治まらず、白いウンチが出るのが特徴です。
血液検査や腹部エコーで発見され、手術が必要になります。
放置しておくと肝硬変で死亡することがあるので早期に治療を受けなければなりません。
核黄疸
ビリルビンの値が高い状態が続いてしまうとビリルビンが脳に蓄積され脳性麻痺や聴覚障害など重篤な症状を引き起こしてしまいます(>_<)。
核黄疸は治療が難しいので、未然に防ぐことが重要です。
入院中に出産先の病院で気づいてもらえる場合が多いので見つかった場合は主治医の先生の指示に従い早期に治療を受けましょう☆