自閉症の子どもには睡眠障害があると言われています。
寝ない赤ちゃんは自閉症の可能性があるのでしょうか?
どういう違いがあるのでしょうか?
寝ないのはおかしい事?
新生児はまだ睡眠スタイルが定まっていない為、昼夜逆転、まとめて寝ない、寝ぐずりなど睡眠障害と思われる現象が見られます。
これは、睡眠スタイルを確立する成長段階での現象で、多くの新生児にみられ異常という事ではありません。
ずっと暗かったママのお腹の中から、昼夜のある外の世界に適応するまである程度の期間が必要なのです。
個人差はありますが、3~4か月くらいからまとまって寝るようになるなど、睡眠スタイルが少しずつ整い始めるのが一般的です。
新生児で寝ないからといって自閉症と判断する事はありません。
新生児の自閉症の特徴的症状
自閉症の判断は一般的に3歳くらいまでは難しいと言われています。
最近では1歳半くらいで自閉症の疑いと診断されることもあるようですが、だいたい3歳前後に自閉症だと診断を受ける事が多いようです。
新生児では、以下のような特徴的な症状があると言われています。
抱っこを嫌がる
本来安心できる存在であるママの抱っこも、泣いたり、反り返ったりして
嫌がる傾向がみられます。
人と目を合わせない
ママのおっぱいやミルクを飲む時にも、目を合わせようとしない事があり、
目でママの姿を追う事をしない場合もあります。
睡眠障害
新生児はもともと睡眠障害と似た眠り方ですが、まとまって寝るような月齢に達しても
睡眠リズムがつかめず、睡眠時間が極端に少ない状態が続く場合があります。
以上のような症状があると言われていますが、新生児期の様子から自閉症だと判断するのはとても難しく、
自閉症でない赤ちゃんでも同じ事があてはまる事が多いので、気にしすぎないようにして下さいね。
ママの心構え
自閉症は先天的な脳の機能不全による障害だと言われています。
ですから「親の育て方が悪かった」「構ってあげなかったから」という事が原因ではありません。
決して自分を責めないでくださいね。
完治する事は出来ないですが、育て方によって症状を改善する事は出来ます。
自分の子どもが自閉症なのでは?と思いつつもなかなか先に進めないママもいると思いますが、早くから症状に合った育て方を見つけてあげて実践する事で症状は改善すると言われています。
1歳半児検診や3歳児検診で相談したり、児童相談所、保険センターで話を聞いてもらうのも一つの方法です。
第一に赤ちゃんの将来を考えて一歩踏み出してみて下さい。