名前だけ聞くと、どんなおっかない病気なんだろうと思ってしまうヘルパンギーナですが、実は主に乳幼児を対象としたウイルス感染症のことを言うんです。
夏によく発症することから、ただ単に「夏風邪」と言われることもあるんですよ!
感染症と聞くと、保育園や幼稚園は出席停止になるのでは?と思ってしまいますよね。
実際のところはどうなんでしょう??
今回は、ヘルパンギーナに感染したら保育園や幼稚園への登園はいつから出来るのかを調べてまとめてみました!!
ヘルパンギーナの症状は?
まずはヘルパンギーナに感染したらどんな症状が出るのかをまとめてみました!
症状は人によって多少差が出ることはありますが、主に以下の3つの症状がでます。
- 高熱(39~40度)
- 上あごの粘膜や喉の奥といった口内に水泡や水ぶくれができる
- のどちんこ(口蓋垂)の炎症
口内炎ができたり、喉の痛みでよだれが出たり嘔吐しやすくなる場合もあるそうです。
また、人によっては湿疹や下痢の症状なんかもみられるんだとか。
ウイルス感染症だなんて聞くと、どれくらい重たい症状なんだろう…と身構えてしまいますが、よくある風邪の症状に似ていますね。
というか、名前が良くないですよね。
病院で「ヘルパンギーナです」なんて言われたらどんな怖い病気なの!?って思っちゃいますもん。
ヘルパンギーナは主に乳幼児がよく感染するウイルス感染症ですが、免疫力が低下した大人でも感染することがあるので注意しましょうね!
完治までの大まかな目安は?
次に、ヘルパンギーナに感染してから完治するまでを3つの段階にわけてまとめてみました!
① 感染・潜伏期間…2~6日
② 発症…2~4日
③ 回復期・二次感染期間…発症~3週間
ウイルスによる感染症なので、症状が治まっても数週間はウイルスが排出されるので、感染した赤ちゃんのオムツ替えの後には必ず手を洗って二次感染に注意しましょう!!
乳幼児を対象とした感染症だからと言って、油断は大敵ですよ!!
また、高熱が4日以上続く場合は再度受診することをおすすめします。
いつから保育園に行ってもいいの?
ヘルパンギーナに感染した場合、高熱が発症するのでまず保育園や幼稚園はお休みさせますよね。
問題は、いつから保育園や幼稚園に登園してもいいのかということ!
感染症と言われると、インフルエンザやロタウイルスなどのように出席停止になるイメージがありますが、ヘルパンギーナに関しては出席停止を必要としません。
なので、症状が治まってから何日間は休まなければいけないという決まりはありません。
子どもの様子をみて、大丈夫そうかな~と思ったら自由に登園しても大丈夫なんです!!
しかし!!
ヘルパンギーナは乳幼児が感染しやすい病気なので、園によっては独自の基準を設けている場所もあるので、お子さんが通っている保育園や幼稚園に確認することを忘れずに!!
特に基準を設けていないけど、目安が知りたい!と言う人もいますよね。
基本的にはお子さんの様子から判断してもらうのが一番なのですが…。
発熱が治まってから2日または、口内・のどの痛みがなくなったら登園しても大丈夫です!!
ただし、これはあくまでも目安なので、お子さんの体調や小児科の先生に相談しながら判断してくださいね!!