パパやママがアレルギー体質だと、赤ちゃんもアレルギーなんじゃないかと心配になってしまいますよね。
特に離乳食を始める時期になるとその心配は大きくなっていくものです。
アレルギーだったらどうしよう…。
どんな食べ物に反応するの?怖くて離乳食が始められない…。
そう不安に思ってるママのために、今回はアレルギー検査について調べてみました!!
☑いつから検査ができるのか
☑検査方法や費用は?
などなど、ママが気になるであろう項目をまとめたので、ぜひチェックしてみてくださいね♪
アレルギー検査はいつするべき?
アレルギーの有無は出来ることなら離乳食が始まる前にチェックしたいものですが…。
体の小さな赤ちゃんに出来る検査はあるのでしょうか??
調べてみると、検査自体は生後4ヶ月から受けることが出来るようです。
ただし、検査を受けるには体の小さな赤ちゃんには負担になるので、あまり小さいうちから検査をすることをおすすめしていないお医者さんもいるみたいですね。
後で詳しく書きますが、検査では採血をすることもあります。
体が小さく血管が見つけにくい赤ちゃんに採血をするのはプロでも大変な作業だし、赤ちゃんが採血中に泣いて暴れたりしたら大変…!!
それに、赤ちゃんのアレルギーは成長と共に治るものも多いです。
あまり小さいうちから検査をすると、そういった「いずれ治るもの」にも反応してしまい、きちんとした治療方針の決定が出来ないんだそうです。
以上のことから、アレルギー検査を受けるのは1歳を過ぎてからというお医者さんや医療機関が多いみたいです。
ただし、アレルギーと思われる症状が重い場合はすぐに検査を受ける必要があります!!
素人目には重いか軽いか分からない…と言う人は、取り合えず病院で相談してみると良いと思います♪
またパパやママがアレルギー持ちで、検査を受けるほどではないけど心配…という人は、パパやママにアレルギーがあるものは避けて離乳食を進めていくというのも1つの方法ですよ!
アレルギー検査の方法と費用
アレルギーの有無を検査する方法は2つあります。
1つは皮膚検査。
もう1つは血液検査です。
1つずつ詳しい方法を説明していきますね♪
皮膚検査
文字通り、皮膚でアレルギーがあるかどうかを検査する方法で、スクラッチテストとパッチテストの2種類があります。
スクラッチテストとは、赤ちゃんの背中や腕にスクラッチ針で出血しない程度の傷をつけて、その傷にアレルゲンエキスを少しずつ垂らしていき、皮膚が赤くなるかどうかをテストするものです。
皮膚が赤くなったらそのアレルゲンに対してアレルギーを持っているということになります!
パッチテストはアレルゲンエキスを染み込ませた小さい紙を腕に貼ってしばらく放置した後、紙を貼った部分が赤くなるかどうかをチェックするものです。
スクラッチテスト同様、赤くなったらアレルギーを持っているということになります!
皮膚検査は赤ちゃんへの負担が少なく、低月齢の赤ちゃんにも出来るので、とりあえず離乳食前にアレルギーがあるかどうか知りたいという人におススメです。
ただ、アレルゲンを直接肌につけるというデメリットがあるので、そう言うのが嫌だという人には向かないです。
血液検査
アレルギー検査の中でもメジャーな方法で、採血した血液中にアレルゲンに反応するたんぱく質(IgE抗体)がどれくらいあるか調べる方法です。
各アレルゲンごとにIgE抗体の数値をチェックしてアレルゲンを特定します。
血液検査は採血をしなければいけないので赤ちゃんにとって負担は大きいです。
なかなか血管が見つからなくて、針を刺したはいいけど必要な量を採血できなかった、なんてことも…。
採血での検査は赤ちゃんの負担も少なくなる1歳を過ぎたあたりから受けることをおすすめします!!
アレルギー検査の方法が分かったら、次に気になるのは費用ですよね。
我が子のためとはいえ、あまり費用がかかる検査はそう簡単に受けられないのが現実です…。
しかしご安心ください!!
わが国には『乳幼児医療助成』という制度があるんです!!
この制度は簡単に言ってしまえば、赤ちゃんにかかる医療費を各自治体が全額または一部負担してくれるというもの!
小さいお子さんのいる家庭なら1度はお世話になっている制度ですね♪
この制度のおかげで、赤ちゃんのアレルギー検査にかかる費用は0円なんです!!
具体的に何歳まで0円なのかは各自治体によって異なるので各自で調べてもらう必要があるのですが、私の住む地域では0歳から3歳未満は無料。
3歳から小学校入学までは0.5割負担ということになっているみたいです。
アレルギー検査で陽性が出たら?
アレルギー検査を受けて陰性が出れば一安心ですが、陽性が出てしまったら…。
それだけで心配になってしまうパパやママもいるかもしれませんが、どうか落ち着いてくださいね。
アレルギー検査で陽性が出た場合には、次のステップへと進みます。
それが除去テストというもの。
除去テストとは、アレルギー検査で出た数値をもとにアレルゲンと疑われるものを約2週間摂取しないで症状の変化を見るというものです。
母乳を飲んでいる場合には、ママもアレルゲンの除去をしなければならないのでなかなか大変です。
この除去テストをおこなった結果症状が軽減されれば、除去したものがアレルゲンであると確定します。
アレルゲンの特定が出来たら次は負荷テストをおこないます。
負荷テストとは文字通り、赤ちゃんにアレルゲンを少しずつ摂取させ、どれくらいまで摂取しても大丈夫なのかをチェックするテストです。
このテストはアナフィラキシーショックなどの危険が伴うので、必ずお医者さんの指示に従っておこなってくださいね!!
これらのテストをおこなった結果をもとに、ようやく今後の具体的な治療方針を決定していきます。
ここまで、結構長い道のりですよね…。
でも具体的な治療方針さえ決まれば、お医者さんと相談しながらゆっくりアレルギーと向き合っていけると思うので、万が一アレルギー検査で陽性が出てしまっても決して『一生付き合っていかなきゃいけないんだ…』などと悲観しないでくださいね。
今は昔と違ってアレルギーの知識も広まってきているし、アレルギーの子でも食べられるミルクや離乳食も市販されて、ドラッグストアなんかでも簡単に手に入る時代です。
成長と共に症状が軽くなったり、治ることもあるアレルギーですから、ママやパパは落ち着いて、ゆっくり赤ちゃんをサポートしてあげてくださいね♪