5歳までには100%の子供が感染するほどの強い感染力をもっているロタウイルス。
ノロウイルスと違い、重篤化すると死に至ることもあるロタウイルスは、日本でも間2~20件ほどの死亡例があるんです。
死亡することもあるなんて、そんな恐ろしい病気なの?
子供が感染したらどうしよう…。
なんて不安に思うお母さんもいますよね。
でも大丈夫!
ロタウイルスにはワクチンがあるんです!
今回はロタウイルスのワクチンについて調べてみたので、予防接種を検討しているお母さんはぜひ参考にしてみてくださいね!
予防接種って必要?
5歳までに100%の子供が感染するなら別に予防接種なんて受けなくてもいいんじゃない?これが保健士さんからロタウイルスのワクチンについて教えてもらった時の私の率直な感想です。
実際、ロタウイルスに感染した子供の中には、ロタウイルスだと気づかないまま完治して
抗体が出来たという子供も多いようですし。
それなら無理に予防接種なんて受けなくてもいいと思っちゃいますよね。
でもちょっと待って!!
ロタはノロと違って死亡例があるんです!
しかも毎年2~20件と結構多い…。
こんなことを聞いてしまうと、小さなお子さんをお持ちのお母さんは不安になっちゃいますよね。
でもワクチンの副反応も心配だし…。
結論を言ってしまえば、心配なら思い切って予防接種することをおすすめします。予防接種を受けたことで不安が和らぐなら安いものです。
我が子が重篤化しないとも限りませんしね。
でも、月齢が低いお子さんは他の予防接種のスケジュールもいっぱいですよね。
そんな時は無理に予防接種を受けることもないと思います。
優先させるべき予防接種のほうが多いですし、かかりつけのお医者さんに相談してみてください。
ちなみに我が家ではかかりつけの小児科の先生に相談したところ、『別にしなくてもいいんじゃない?』と何とも軽い感じで言われてしまったので受けませんでした。
予防接種って1回受ければいいの?
ロタの予防接種にはロタリックスとロタテックという2種類のワクチンがあって、接種しなければいけない回数が違うんです。
- ロタリックス:生後6週~24週の間で2回
- ロタテック:生後6週~32週の間で3回
となっています。
この2種類のワクチンは何が違うのかと言うと抗原の数が違うんです。
ラタリックスはG1Pという抗原を弱毒化したものですが、ロタテックはG1、G2、G3、G4、G9の5つの抗原を弱毒化したものになっています。
ん?それならたくさん抗原が入っているほうが、いろんなタイプのロタウイルスに対応できるじゃん!
と思いがちですが、どうもそういうわけでもないみたいなんです。
と言うのも、G1という抗原は頻度が高い上に他の抗原に対しても有効に作用するそうなんです。
つまりG1さえあればどんなタイプのロタウイルスにもある程度は対応できる、ということなんですね。
短い期間で2回接種するか、長い期間で3回接種するかは各家庭の自由だと思います。
また、病院によってはどちらか一方しか扱っていないという場合もあるので、事前に問い合わせてみてくださいね。
予防接種の値段(金額)は?
ロタウイルスのワクチンは任意のワクチンなので、ヒブや肺炎球菌のようにワクチンの費用を自治体が負担してくれるわけではないんです。
ロタリックスは1回約15000円で、2回接種するので30000円程度。
ロタテックは一回あたりの値段が少し安くなっていて1回約9000円が3回で27000円。
金額だけ見ると、3回接種のロタテックの方がお得になっています。
予防接種の金額はだいたい決まっていますが、病院によって値段設定が異なるので、予約を入れる時なんかに値段も一緒に確認しておくといいかもしれませんね。
ロタウイルスに感染する前に!
お子さんがロタウイルスに感染する前にしっかりと身の回りの物を除菌しておきましょう!
除菌には医療機関でも使われている「チャーミスト」という除菌消臭剤が超お勧めです!
お値段もお手頃なので使ってみて下さいね♪